ちりとてちん第5週「兄弟もと暗し」

10月29日(月)〜11月3日(土)
落語家・草々(青木崇高)への恋心を自覚した喜代美(貫地谷しほり)。だが肝心な時にまたも、清海(佐藤めぐみ)が現れる。喜代美の嫌な予感は的中し、草々は急速に清海に惹かれていく。
そんな草々の姿を見るのがつらい喜代美は、正太郎(米倉斉加年)の命日に半年振りに福井へ里帰りする。家を飛び出した負い目から緊張しつつ実家に帰るが、正典(松重豊)も糸子(和久井映見)も喜代美を何も言わず迎える。不穏な気配を感じる喜代美。実は小次郎(京本政樹)が調子にのって塗りばしの乾燥機を購入してしまい、和田家は借金生活に落ち込んでいたのだ。
 何とか家族を励ましたいと思う喜代美は、偶然出会った福井出身のスター、五木ひろし五木ひろし)を皆に会わせようとするがうまくいかない。そんな喜代美の前に、突然大阪から草々が現れる。
天敵の小草若(茂山宗彦)をテレビで見て、わざわざ追いかけてきたのだった。失恋した心がうずく喜代美だが、和田家で草々が演じる落語を聴くうち、次第に笑いがこみ上げてきてしまう。
そしてとげとげしかった家族の雰囲気も和らぐ。折しも正太郎の落語テープを正平(橋本淳)が直すことに成功するが、10年の時を経て再生されたテープの声に、草々が激しく動揺する。