ちりとてちん第4週「小さな鯉のメロディ」

落語家・草若(渡瀬恒彦)とその弟子・草々(青木崇高)の家に住むことになった喜代美(貫地谷しほり)。 仕事もフリーライターの奈津子(原沙知絵)の下でアルバイトとして働くことに。喜代美が草若家に間借りしていることを知った奈津子は、雑誌の企画で落語を取材する手伝いを喜代美に頼む。早速草々について落語会を回る喜代美だが、その中で草若(渡瀬恒彦)が大手芸能プロににらまれ高座に上がれなくなっていることや息子の小草若(茂山宗彦)と絶縁状態になっていることを知る。 それでも草々は、草若の復活を信じて一緒にいるのだ。
 ある日落語会の「辻占茶屋」という演目に、草々が激しく動揺する。それはかつてとある事情から高座に穴を空けた草若に代わり、草々がやって大失敗したネタだった。折から落語通の床屋・磯七(松尾貴史)が草々に持ってきた高座の仕事に、喜代美は「辻占茶屋」で上がるよう訴える。 しかし草々は、「辻占茶屋」には三味線を弾く下座(げざ)が必要だから無理だという。思わず自分の腕を忘れ演奏を引き受けた喜代美は、今までの自分から変わるべく、必死になって三味線のけいこに励む。そして落語会当日。草々の落語は進み、いよいよ喜代美の演奏になるが、緊張のあまり喜代美はとんでもないミスをしてしまう!