W杯初戦に必ず勝とう ニッポン

 強豪国が予想外に苦しみながらも初戦に次々(スウェーデンは引き分け)と勝利している。組合せが決定して以降、各国は徹底的な分析(特に弱いチームほど)をして弱点を突いた試合をするし、また、一方が守りに入るとなかなか点は入りにくいものである。さらに、実際に試合を行えばいろいろな修正点もあるが、90分の中で軌道修正するのは大変難しい。だから根性論ではないが、勝とうとする執着力の差が勝敗を分ける気がする。でも当日の天候、ピッチの状態、選手のコンデション等など「神様」のご意志もはたらくけどね。

サッカーW杯:「日本サッカーの父」クラマーさんに聞く

 ドイツ人、デットマール・クラマーさん(81)は、60〜68年にかけてコーチなどとして偉業の基礎を築いた。「日本サッカーの父」と呼ばれるクラマーさんに、今大会の日本代表の展望を聞いた。

 今の代表に何が足りないか。
 カマモト(釜本邦茂・同協会副会長)がいない。シュートを打つ「ストライカー」はいるが、カマモトのように、ここという場面で決める「ゴールゲッター」がいない。これが日本の弱点だ。

 初戦の戦い方は。
 今大会は初戦がすべてだ。オーストラリアに勝てなければ、クロアチア、ブラジルはさらに厳しい。日本は日本風に戦えばいい。1対1の接触を避け、速い動きを心掛けることだ。

 日本はどこまで勝ち進めるか。
 それはジーコに聞く質問だ。彼は世界を知り尽くし、日本が勝ち進む方法を分かっている。

 日本代表へのアドバイスは。
 ジーコのチームに助言することはないが、あえて言うなら「ゴールしろ」ということだ。サッカーは点を取らなければ勝てない。ゴールに対する強い気持ちを持つことが大切だ。

 さすがの指摘ですね。ゴールを狙うジャパンの選手に期待したい。