マルタ戦で 試せることは試してみよう

　５月３１日に大黒の先発　を希望していたが、実現しそうだ。代表チームとしての最後のたたかい、ここで色んな試合展開を想定した試みを全部ためしてみよう。ゴール前を固められた場合とか、フリーキックとかコーナーキックの処理など、やることがいっぱい。
　

ＦＷ玉田と大黒、マルタ戦で先発も　ジーコ監督　２００６年６月３日（共同）
　ワールドカップ（Ｗ杯）前最後の強化試合となるマルタ戦で、玉田と大黒が先発する可能性が出てきた。ジーコ監督はＦＷ陣の「序列」で上位に立つ高原と柳沢のけがが回復しない場合、５月３０日のドイツ戦で途中出場した控え組の２人を起用する方針だ。

　玉田は「いつでも準備している」と気合十分。ドイツ戦では１０分間しか出番がなかったため、プレーの機会に飢えている。「自分のできることをまずやる。ドリブルやスピードに乗ったプレーをしたい」と意気込んだ。日本代表では１９試合も得点がない。ゴールで弾みをつけて本番に臨みたいところだ。

　大黒はドイツ戦の終盤に、中田英のパスを受けて決定的な場面をつくった。惜しくもシュートは相手ＧＫに阻まれたが「トラップまではすごく良かった。ナイスパスだったし、自分の動きも狙い通りにできた」と言う。

　マークを外してパスを受けるまでの動きは、中盤との連係の向上をうかがわせた。マルタ戦は「何も考えていない。やってみて、そこで考えればいい」と臨機応変にプレーする構えだ。

　高原と柳沢は、Ｗ杯初戦のオーストラリア戦（１２日）には間に合う見通し。しかし、大会中に故障や警告累積などで出場できなくなる状況もあり得る。玉田と大黒がマルタ戦で活躍できれば心強い。

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