純情きらりも7週目

 今週は強烈なセリフ「貧乏人は音楽家にはなれない」と罵られる。

 第7週 「貧乏なんか怖くない」 / 5月15日(月)〜20日(土)
西園寺(長谷川初範)によるピアノレッスン初日。桜子(宮粼あおい)は西園寺のレッスン生で今年、音楽学校に合格した岩見沢るり子(初音映莉子)から、貧乏人は音楽家にはなれないと罵倒される。そんな折、岡崎の笛子(寺島しのぶ)から、父の1周忌に帰ってこなくていいと言う手紙も届き、桜子は大きなショックを受ける。屈辱を噛み締めながら、ピアノの練習に打ち込む桜子を、杉冬吾(西島秀俊)がダンスホールに連れ出す。そこで、音楽学校受験の日に見たサックス奏者・秋山(半海一晃)を見つける。桜子は生まれて初めて生のジャズバンドの演奏を耳にする。またそこでは、ダンサー・マリ(椋木美羽)の踊る姿も目の当たりにする。しかし、マリは落ちぶれている自分に嫌気がさし、ダンサーを辞めて、ある男の愛人になろうか迷っているというのだ。桜子はそんなマリを何とか元気づけようとするが、逆に反感を買ってしまう。家族の愛情を実感できずに育ったマリは、家族に愛されて育った桜子が疎ましい。そんな折、達彦(福士誠治)がマロニエ荘に引っ越してきて、桜子の世話を何かと焼こうとする。やがてマリがダンスホールを辞めることが決まり、桜子たちは彼女に最後の花道を飾ってあげようとする。それに感激したマリは、愛人になることをやめ、マロニエ荘に戻ろうと考える。