新聞とは何?

 「メディア不祥事」について、毎日新聞「開かれた新聞」委員会の柳田邦男委員(作家)が、

 NHK番組改変報道について朝日新聞は、調査して何度か紙面化しているが、納得できるものがない。これはメディアとして汚点を残したと思う。取材の際に録音があったか自体もあいまいだ。また、一連の対応に時間がかかりすぎた。のらりくらりした印象が持たれ、失敗している。メモ捏造問題では地方記者をクビにしただけ。構造改革がないままだ。(中略)記者が偽造メモで対処しようとすることの背景にあるものの、それをチェックするデスクの能力と組織の体質、それらが明確に分析されていない。メディアとして組織疲労を起こしていると思う。

◎新聞社の一部には多分危機感があると思う。しかし、大部分は昔の新聞の権威を信奉している。個人的な感想だが、かなり鼻持ちならないエリート意識があるんだよ。