がんばっていきまっしょい 阪神のゴールは間近

 9月9日(金)阪神は広島に3対1で勝ちました。もちろんお立ち台は金本知憲(かねもと・ともあき)左翼手でしたが、6回裏の1000打点メモリアルもすばらしかったが、僕の金本スゴイは8回でした。この回の打席は2アウトでランナー赤星が2塁。広島の投手は黒田、実力派で、1塁が空いているので慎重に、かつ隙あらば討ち取ろうとの気迫があった。2ボールのあと投げた内角(外れているように見えた)がストライクのコール。金本はめずらしく球審に抗議のパフォーマンス、ここが伏線、次の球がボール、黒田としては無理して勝負しなくても1塁は空いている。しかし、あからさまに今岡勝負では、これも怖い(実証済み)、そこで内角に直球で放り込むと、金本は見送る。これは手が出なかったのではなく、今岡ではなく自分が追加点を取ってチームを勝たす執念であった。また、それは球審へのあてこすりでもあった。
 金本は、黒田が疲れていてフォークの切れ味が落ちていることと、もし暴投したときの赤星の足を恐れて直球そして内角と予測。黒田は2球続けての内角ストレートは金本は考えていないから振り遅れるか三振とれると確信していた。運命の6球目、ストレートは内角ぎりぎりではなくほんの少し中にはいった。これを金本見逃すはずも無くライト線これはオンラインか球は外野フェンスまで転がる。もちろん赤星は余裕の3点目のホームベースを踏む、打った金本は3塁。勝負あり。黒田は無念だっただろう10三振を奪うも味方の援護なし、 9回慎重に慎重に投げた藤川球児投手が押さえ込み、最後のバッターをキャッチャーフライでしめたが、あぶなかっしく捕った矢野捕手と、二人で思わず苦笑するのが、前の中日戦で同点にされたときの二人のこころの裏返しであった。47、292人
のほとんどが阪神ファンだろうが、「いい試合だったね」と帰れるゲームでした。

金本選手 6回ウラ 勝ち越し34号ソロホームラン・通算1000打点達成
 「打ったのはストレート。(完璧かと聞いたら)まずまずの当たりでした。」