スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐を観て

◎演出が下手という声を聞きますが、また、出演者の演技もうまくないとも批評されていますが、そうでしょうか。僕は2回目を主人公たちの内面をあらわす顔の表情や仕草を中心に見て思いました。決して、ナタリー・ポートマンパドメ)が「大根」でないことや、ヘイデン・クリステンセンアナキン・スカイウォーカー)が持てる才能への過信と妻パドメへの過度な愛情のはてにシスへの道を歩む過程での各表情には心を打つものがあります。伏線を張り巡らしてある作品なので、ここであまり書けないけれどね。
  

毎日新聞7月13日夕刊より ジョージ・ルーカス監督 語録
「やっと最後までたどりついて、何よりもホッとしている。前のシリーズも特別版製作の時に手直し出来たし、すべてやりたいようにやれた」「こんなに成功するとも、時間をかけるとも想像していなかった。大事に育てた花が、巨木になった気分」
30年前のルーカス監督は、アメリカン・グラフィティ [DVD] が成功したものの、まだ新鋭。スター・ウォーズ・エピソード4 新たなる希望 (CINE-MANGA) の製作は大手スタジオに軒並み断られ、ヒットも期待されなかった。 
「アイデアの源は、子供のころ週末ごとに見ていた連続活劇。デビュー作の『THX−1138』を終わって、二つのアイデアがあった。一つは『スター・ウォーズ』で、もう一つは『インディ・ジョーンズ』」「最初は単純な話だった。もともとダース・ベイダーの悲劇を書いた、1本の映画になるはずだった。悪の権化が現れ、映画の半ばでヒーローの父親と分かり、最後に善を取り戻してフォースのバランスを取り戻す。しかし、長すぎて3作に分割したのが旧3部作だ。この時に、エピソード1から3の新3部作も、背景の話しとして出来ていた。」


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