最後には勝つ気持ちが多いほうが勝つ

 サッカーの日本代表は6月3日(日本時間4日)、バーレーン・マナマの国立競技場で06年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選バーレーン戦を行い、1―0で勝利した。日本はこれで3勝1敗の勝ち点9でW杯出場圏内のB組2位を守り、8日の北朝鮮戦に勝つか引き分けると、3大会連続のW杯出場が決まる。バーレーンは勝ち点4の3位。
 日本は前半34分、中田英、中村、小笠原とパスをつなぎ、最後は小笠原が右足で鮮やかに決めて先制。守備陣も安定した動きでバーレーンの攻撃を防ぎ、無得点に抑えた。
 序盤、カウンター狙いのバーレーンに対し、日本は中盤の早いパス回しから、中田英を基点にした攻撃で徐々にリズムをつかむ。
 得点は中田英からの早い縦パスを受けた中村が巧みに小笠原にヒールパス。小笠原はそのまま相手守備陣を引きつけて右に走り込み、正面にスペースをつくったところを狙いすまして豪快なミドルシュートを決めた。 疲れの出た後半、双方とも攻撃の精度を欠いたが、日本は集中力を切らさず1点を守り切った。
 最終予選4チーム中2位までが自動的にW杯に進出し、3位はプレーオフに回って勝ち抜かなければならない。4チーム中1位だったイランは、直前に行われた対北朝鮮戦で勝っており、勝ち点10として首位を守った。北朝鮮は4戦全敗となり、2位以内の可能性はなくなった。引用=アサヒ・コム

 ・前半34分 日本 GOOOOOAL!!  中央から中田英がDF2人を切り裂くスルーパスペナルティーエリア手前に走り込んだ中村がヒールで中央に流すと、小笠原がワンツーのパスと見せかけたフェイクでDFをかわし、低い弾道のミドルシュート! GKの横っ飛びも届かず、ゴール左隅に突き刺さる。日本が先制。

GK:23 川口能活 DF:2 田中誠、5 宮本恒靖(cap)、22 中澤佑二 MF:21 加地亮、15 福西崇史、7 中田英寿、14 三都主アレサンドロ、8 小笠原満男→29 稲本潤一(後半43分)、10 中村俊輔→6 中田浩二(後半31分)FW:13 柳沢敦→28 玉田圭司(後半46分)