実名でしたい方は実名を

◎5月20日の実名と匿名の区別することのあほらしさでこの話題は以前から気にかけていたのだが、いまは「脊髄反射」しそうなので、すこし冷静に各ブログをウォツチしていこうと思います。と書きました。福岡へ行って精神(肉体はお疲れモード)はかなりいい方向にあるので、大変重たい議論ですが、あえて批判覚悟で乗り込みます。
僕の意見は次のとおりです。

◎ブログを実名でという人の論を偏見と独断のまなこでみると、「俺はこうして実名を出して正々堂々と主張しているのに、そんな俺に訳の分からん中傷や批判を匿名でコメントしてきゃがって許さん」的な発想をしてしまうのです。
実名についての異議は、まず第一に、実名とは何かであります。実名とは本名=戸籍名のことでしょうか。本文中では長く書き連ねていると地域や会社などが自然に知られてくると思うのです。僕には、そこまでの「勇気」はありません。
 第2に、実名ということをどう証明するかです。もっともらしく○○○○のブログとタイトルしてもネット上は匿名と同じ記号にすぎないと思います。
 第3は、実名のデメリットについてです。実名が使える人はたぶん(断定しませんが)会社や組織に属してない人じゃないかな。そういう方は社会の怖さをしらないのではと「小心者」の僕は思うのであります。

◎僕は誰でも彼でも批判・非難する気はありません。僕は同じ地平にいる人たちと雲の上でふんぞりかえっている人とは区別しています。権威に反抗する権利(造反有理)を行使するには今のところ匿名でしか担保できないと思っています。
 ゆえに結論としては、実名でブログしたい方はどうぞしてください。
但し、声高に「ブログは実名でせよ」とか叫ばないでほしいものです。

◎そこで、参考にできるブログがないかなとネット漂流して(というより湾内遊覧かな)心に触れたブログが 「Proving grounds of the mad over logs」 さんの匿名と本音です。

参考として下記に一部抜粋させてもらいます。

 匿名の存在意義といえば、不正の告発の際に、権力から告発者を守る 年齢・肩書き・性別・思い込みといった偏見をなくす ということだと思う。この点で、匿名の発言は可能であるべきだと考えている。 前者の必要性は論を待たないとして、後者について。
「偏見がなくなることにより真に自由な議論が可能になる」ということ。匿名には確かに、世間のしがらみから解放され、たのむは己の主張のみという、誰にもはばからず文章の力のみで語れる側面がある。しかし当然、何でも書いて良いわけではない。

 最たるものが匿名による批判である。匿名での批判は、批判し返せる保証がない。反論を引き受ける実体があってはじめて、批判には説得力が生まれる(不正の告発の場合、外部から実体が保護されているだけで、実体は特定されている)。匿名卑怯論なども、反論不能性を問題視しているのだと思われる。だから匿名での批判は、基本的には、匿名同士か、あるいは、権力や会社など人以外の対象にのみ行使されなければならないと思う。

□参考リンク1 「技術系サラリーマンの交差点」さんの 匿名のかたと実名のかたへ

□参考リンク2 「無関係な死」さんの 匿名がどうのこうの 下記のセリフは秀逸です。

つか、匿名に負けて騒ぐような香具師は逝ってよし。名無し煽りも黙らせるようなエントリを書きゃいいだけじゃね?と思うのです。

□参考リンク3 「週刊!木村剛」さんの 匿名の人はコミュニティを壊す権利を持っているのか?では、技術系サラリーマンの交差点さんを取り上げています。

□参考リンク4 「ドクター苫米地ブログ」さんの 匿名ブログはやめてしまえ いま迷言となっている苫米地(本名?)さんのお言葉↓(一応権威のある人と認定しましたので)は僕の感性とは180度逆であります。(追記=匿名の方は信用されていないのでTBはしません=一方的なリンクであることを明示します=大阪府在住者より)

自分が誰かも堂々と明かせないないような人たちには、メディアで発言する権利無し。

□参考リンク5 「It is anything」さんのエントリーに ネットにおける匿名性以下引用します。

「貴方は権威主義者?ですか。」
おそらく、多くの人は、「いえ違います」と答えることでしょうね。
しかし、こうは思っていませんか?
「ネット上で実名を出している人間は偉い」とか
「実名を出しているから、その人の意見は正しい」とか
もう、ずっと前に片付いて居たと思っていたんですが、
未だに、実名の意見のほうが正しいとか重要とか思っている方がいらっしゃるようですね。
(中略)
もちろん、実名が悪いと言っているわけでもないです。
実名を晒せるのは、結局、文責を明示していると言うことに他ならないのですから、
文責を負うって事自体はよいことだと思います。
だからと言って、真実性が担保されているわけでもないって思うんですよ。
ただ、どうしても、一部の人は、未だにこの議論をしたがる方がいらっしゃるようで、
僕はこの人々のことを、
「車道撲寝具部の部員」「実名全能感に酔っている人々」「権威大好きっ子」
と呼びたいと思います。

◎ブログはじめて半年なので過去にもこの種の論争があったことは知らなかった。It is anythingさんの言われることに同感・共感です。