新世代ゲーム機の争い=最後はキラーソフトが勝負

ソニーマイクロソフト任天堂各社が来年に向けて新型ゲーム機を次々と発表した。これまでの経過からも、ハードを制するのはやはりキラーソフトゲームであることは間違いないところです。 

次世代ゲーム機「レボリューション」06年発売へ 毎日
 任天堂は16日までに、家庭用ゲーム機「ゲームキューブ」の後継機にあたる次世代ゲーム機「レボリューション(仮称)」の発売時期を来年にすると発表した。最大の商戦期となる年末に間に合わないことになるが、同社広報室は「うちは独自路線」と強気の姿勢だ。
 17日(米国時間)の正式発表の前に一部の情報を公開した。次世代機は無線LANを搭載し、媒体は12センチの光ディスクを使う。ゲームキューブのソフトも動かす「下位互換性」もあるという。
 次世代機では、米マイクロソフトが13日、音楽ビデオ放送「MTV」を通じて次世代ゲーム機Xbox360」を公開済み。ソニー・コンピュータエンタテインメントも16日(米国時間)に米国で次世代プレイステーションの発表会を行う。

スクウェア・エニックス、次期Xbox向けに「FF」 【ロサンゼルス=共同】
ゲームソフト大手スクウェア・エニックス和田洋一社長は16日、マイクロソフトの次世代家庭用ゲーム機「Xbox 360」向けに人気大作ソフト「ファイナルファンタジー(FF)11」を発売するとゲームショー「E3」が開かれる米ロサンゼルスで発表した。
 FFシリーズはこれまで、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のプレイステーション2(PS2)向けに製作していたが、ゲーム市場全体の低迷の中でXbox向けにも出荷し、市場を拡大するのが狙いとみられる。
 和田社長はFFシリーズをPS2の次世代機「プレイステーション3」向けに開発することも明言、FFを家庭用ゲーム機の2大陣営に提供することになる。
 FFシリーズは世界で6000万本以上売れた大ヒット作。当初は任天堂のゲーム機向けに製作されたが、7作目でPS2向けに方針転換。PS2の売り上げが急増し、ゲームのヒット作があればゲーム機も売れることを見せつけて話題を呼んだ。

スクウェア・エニックスは、今回の発表に際し、Cellを使用して開発した最新技術デモンストレーションをご紹介できたことを大変嬉しく思います。今後もこれに続き、「ファイナルファンタジー」シリーズを「プレイステーション 3」に対応して企画、PS3を強力にサポートしてまいります。

◎いまのところキラーソフト提供会社はスクエニでしょ。追加していえば下位機種との互換は必須です。