交流戦9日目(セリーグ39日目)の戦績
◎阪神は楽天の岩隈久志投手をイジメてはだめだよ。というか楽天は勝ち越されるとほとんど逆転しようという意欲が感じられません。
●中日2−4ソフトバンク○ ○阪神7−4楽天● ○日本ハム5−3横浜●
●西武5−10読売○ ●ロッテ0−1ヤクルト○ ●オリックス14−16広島○
勝てない。エース岩隈に必勝を期した一戦。終わってみれば阪神との交流戦は3連敗。田尾監督のひと言ひと言に悔しさがにじむ。「岩隈だから絶対に勝っておきたかった。六回はもうちょっと踏ん張ってくれれば…」。攻めても今季最多の15三振では…。
投打に頭の痛い田尾監督は試合前、なりふり構わず戦力補強に動いていた。阪神の練習中、三塁ベンチ前で久保投手コーチと約10分、話し合いの場を持った。
「投手を“ください”のお願いだよ。前向きに考える、ということだった。岡田監督には以前に…。ウチには岩隈しかいない。とにかく先発できる投手が必要だよ」
田尾監督の戦力補強のお願いコールは阪神だけじゃない。すでに現役、評論家時代の交流を生かし数球団に投手譲渡を申し込んでいる。
「今のプロ球界に同一リーグへのこだわりはないはず。投げたくても投げる機会のない投手もいるだろう。ウチにくれば活躍のチャンスがあるんだ」と余剰戦力の獲得に取り組む田尾監督。
フロント任せでは補強もままならない。他球団から“朗報”があれば米田球団代表に報告、監督自ら戦力強化に突き進むつもりだ。