重大事故の検証の7(JR福知山線)

 今後も犯人探しではなく事実を積み重ねていくために(自分なりの)検証を続けたい。

国鉄民営化の過程で国労は分裂した。それに比例して経営陣は極端な労働組合対策をおこなった。加えてJRに協力する労働組合との共闘が行なわれた。
つまり民営化したJRは国労組合員を排除・選別し、それに国鉄時代には少数派であった鉄労(旧同盟系=旧民社系)と動労革マル系)が合体してJR総連を結成し、JR内で最大労組となる。

JR連合= 1987年4月1日に「国鉄」が分割・民営化され「JR」がスタートして18年が経過しました。 私たちは、この18年間懸命に努力を続け、利用者・国民の皆さまからのJRに対する評価も高まったものと考えています。 しかし、JRグループ内における労働組合はいまだ再編の途上にあります。私たちは、国鉄時代から繰り返されてきた鉄道労働運動の対立と分裂の歴史に終止符を打ち、新たなJR労働運動の創造をめざして1992年5月に全国の仲間とともに「JR連合」を結成しました。 JR全労働者を真に代表し、その結集軸となることを目標に懸命に頑張っています。今後ともよろしくご支援、ご協力ください。

JR労働組合変遷史=http://homepage1.nifty.com/JR-RENGO/gaiyo/hensen.htm

列車脱線事故への対応(2005.5.2) JR連合ホームページより
加盟組合のJR西労組は、30日、「JR福知山線列車重大事故に関しての中央本部見解」を発表しました。JR西日本労使の重大な責任を認識し、「事故を招いた原因を徹底して解明し、二度と再びこのような大惨事を起こさないことを組合員一人一人の胸に誓う」と、信頼回復にむけ、安全確立へ奮起する決意を明らかにしました。詳細=http://homepage1.nifty.com/JR-RENGO/nishikenkai.pdf

JR総連 JR福知山線快速電車脱線転覆事故についての声明

「車掌の報告を会社側が無視」 脱線事故でJR総連幹部 2005年05月03日アサヒ・コム
 JR宝塚線脱線事故で、松下正俊車掌(42)が加入するJR西労の上部団体、JR総連の山下信二書記長は2日、事故現場を訪れた際、記者団に対し「車掌が事故後、会社側に『カーブに進入した時、普段よりもスピードが速いと感じた』と話したが取り合ってくれなかった」などとJR西労側に不満を訴えていたことを明らかにした。一方、JR西日本は「そういう内容は把握していないが、通常は考えられない」と否定している。

速度超過主因と断定 運行担当者ら聴取 毎日5月2日
 兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線脱線事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は、快速電車の速度超過が脱線の主因とほぼ断定した。 続く

□あざらしサラダさんの= ☆事実の考え方