勝点3は入ったけれど

 セットプレイでは点が入らず、思いがけないオウンゴールで勝利。

中澤佑二(横浜F・マリノス)「この2連戦を忘れないように」
 セットプレーについては、相手に研究されていたと思うが、後半に少し修正をした。(高原と鈴木の2トップについては)お互いの得意なプレーが、うまくかみ合わなかったと思う。でも、いつかは点が取れると信じてプレーした。これだけ攻めても入らないというのは、仕方がない。1点勝負になると思った。勝つために自分が何をすべきか考えてプレーした。イラン戦での反省が、今日の結果につながったと思う。6月にまたアウエーが続くが、この2連戦を忘れないようにしたい。

共同通信社 2005年3月30日より引用
1対1で勝つことが基本 中田英の話
 うれしい結果になって良かった。イランで厳しいアウエーの中で戦い、きょうのホーム。声援が力になったと思うし、選手もそれで頑張れたと思う。まだ横並び。厳しい試合が続くと思うが、まずは個人個人が1対1で勝つことを基本に頑張りたい。


 中田選手が言うとおり1対1での技量を鍛えなければ(この試合でも中田は1対1で負けてたけれど)今後(本選)も苦しい戦いになりそう。中澤選手が上で述べているとおり、ジーコ監督が事前にしゃべりすぎでセットプレイを完全に対策をとられてしまっていた。
さて課題は多くの人が指摘するようにフィニッシュでしょう。FWに限らずMFに所謂点取り屋がいない。ジーコ監督にとっては中山ゴンとか大久保選手とか想定外なのだろう。
 日本経済新聞の日本代表の採点表で三都主選手を4.5点とした=おいおい嘘だろう。

スポーツ報知 2005年3月31日(木) 14時20分より引用(日経と正反対)
 三都主100点 W杯アジア最終予選第3節
 ジーコ・ジャパンの両翼がついに羽ばたいた。右サイドの加地、左サイドの三都主バーレーンの両サイドを深く切り裂いた。
 2試合ぶりに復帰した三都主は左サイドで個人技と突破力を存分に発揮した。後半21分には相手3人と対峙(じ)しながらも巧みにドリブル突破。高原のシュートにつなげた。その後も勇敢に仕掛け続けた。
 試合終了直前には緩みかけた緊張感を引き締めた。完全劣勢の中で必死にパスをつなげたカウンターのチャンス。俊輔の安易なヒールパスが相手DFにカットされ、ピンチを呼んだ。「ボール取られんなよ!」。俊輔を大声で一喝した。「後半から相手の裏を攻められるようになった。中盤とサイドでパスを繰り返しているうちに、攻めのリズムができた」と笑顔を見せた。

 ジーコ監督は負けることに異常な恐怖心があるとみた。1点を取ってからはバーレンの果敢な攻撃に対して、監督が唯一出来る作戦=交替のカード2枚を切らずに、ただ時間の流れを待っていた。(稲本の交替時は完全に試合が終わっていた)次につなげる試合として、攻撃カードを切るのか、1点を守る2枚のカードにするのか、チーム全員にその意向を徹底すべきである。