頂上決戦 緒戦勝利

朝日新聞(愛読してますw)より引用

    新株予約権発行差し止めの仮処分 ライブドアの申請認める
 ライブドアとフジテレビによるニッポン放送争奪戦をめぐり、同放送がフジに巨額の新株予約権の発行を決めた問題で、東京地裁は11日、ライブドアが発行差し止めを求めた仮処分の申請を認め、発行を差し止める決定をした。今回の問題で最初の司法判断は、申請から15日後に示された。フジが新株を引き受けて同放送を子会社化する計画はいったん「凍結」を迫られ、同放送争奪戦の主導権は筆頭株主ライブドアが握ることになる。同放送側は決定を不服として、東京地裁保全異議を申し立てる見通し。
 ニッポン放送は2月23日、これまでの発行済み株式数(3280万株)の約1.4倍にあたる4720万株の新株予約権をフジテレビに発行すると発表。これに対し、ライブドアが翌日、仮処分を申請した。フジテレビが新株予約権を行使すれば、ライブドアニッポン放送の大株主の座を追われるためだ。
 新株発行について商法は「著しく不公正な方法で発行した場合」は株主が差し止め請求できると定めている。これまで裁判所は、支配権維持を主な目的とする新株発行を「違法」と判断し、差し止めを認める判断を積み重ねてきた。
 一方で、裁判所が「支配権維持の目的があったとしても、企業の業績向上を図る目的の方がまさっている」と判断して仮処分申請を認めなかった例もあり、地裁の判断が注目されていた。

ライブドア・ニュース 小木曽浩介記者 2005年03月11日17時46分より引用

【続報】発行差し止める仮処分 東京地裁ライブドアの主張認める
ライブドア・ニュース 03月11日 東京】−  東京地裁は11日、ライブドアが求めた、ニッポン放送フジテレビジョンに対する新株予約権発行を差し止める仮処分決定を下した。「発行は著しく不公正で商法違反に当たる」との、ライブドアの主張が認められた形。これを受けライブドアは「当初から申し上げている通り、お互いの魅力を活かして、ユーザーやリスナーの事を第一に考えた業務提携を築いて参りたいと考えております」とのコメントを発表した。ニッポン放送側は同地裁に異議を申し立てるとみられる。フジテレビは「引き続き、今後の展開を見守っていきたい」とのコメントを発表した。 
 ニッポン放送は2月23日、ライブドアの買収攻勢に対抗し、フジテレビがニッポン放送株の過半数を確保して同放送を子会社化できるようにするため、発行済み株式数の1・4倍に当たる新株予約権をフジテレビに与えることを決定。
 これに対しライブドアは、◇新株予約権の発行価格は公開買い付け(TOB)前の3カ月の平均株価を基準としており、その後の株価の高騰、支配権獲得のプレミアムを考慮に入れておらず、「特に有利な発行価額」に該当するにもかかわらず、株主総会の承認を得ていない◇ニッポン放送新株予約権で資金調達する必要がない◇発行は支配権維持を目的としている−などを不公正な理由に挙げ、翌24日に仮処分を同地裁に申し立てた。

ライブドアのいいところは有利不利に関係なく淡々と報道する点である。これに反してフジは全く無視というか報道しないのはジャーナーリズムの放棄ですよ。