磯野千尋(いその・ちひろ)さんの誕生日です。


 磯野千尋さんは1974年入団第60期生。宝塚歌劇団専科男役スター。愛知県名古屋市出身。愛称「ソルーナ」。星・花組合同公演『清く正しく美しく/虞美人』で初舞台を踏む。同期生に女優で元花組トップスターの大浦みずき(おおうら・みずき)さん、同じく女優で元月組トップスターの剣幸(つるぎ・みゆき)さん、元雪組娘役トップスターの遥くらら(はるか・くらら)さんがいる。 その後花組に配属される。ダンスの得意な男役として、長く活躍。1991年、花組副組長に就任。 1993年、専科に異動。1997年、花組に組長として組替え。 2000年、再び専科に異動。現在は各組に特別出演し、幅広い役をこなせる高い演技力を持つ男役として活躍している。

☆1998年5月15日〜6月22日花組宝塚大劇場公演・1998年8月22日〜10月5日花組TAKARAZUKA1000days劇場公演 ミュージカル『SPEAKEASY』−風の街(シカゴ)の純情な悪党たち− 原作/ジョン・ゲイ   脚本・演出/谷正純氏。 BASED ON“THE BEGGAR'S OPERA”BY JOHN GAY。磯野千尋さんはウォーカー牧師役。主演は真矢みき(まや・みき 花組トップスター)さん。(新人公演(初主演)は瀬奈じゅん(せな・じゅん 第78期生 1993年〜2004年花組 2004年〜月組 05年月組トップスター就任)さん千ほさち(せん・ほさち 花組娘役トップスター 現森ほさち)さん。(新人公演は沢樹くるみ(さわき・くるみ 第82期生 花組娘役 1996年〜2002年)さん)。 併演はショー『スナイパー』−恋の狙撃者− 作・演出/石田昌也氏。☆

☆2000年4月7日〜5月15日花組宝塚大劇場公演・2000年7月1日〜8月14日花組TAKARAZUKA1000days劇場公演 宝塚ミュージカル・ロマン『源氏物語 あさきゆめみし』−原作・大和和紀氏 講談社「KC mimi」刊− 脚本・演出/草野旦氏。磯野千尋さんは桐壺帝(源氏の父)役。 併演はグランド・レビュー『ザ・ビューティーズ!』作・演出/中村一徳氏。磯野千尋さんはボディガード/豹男/フィナーレの男。


最新出演作品

☆2009年1月3日(土)〜2月8日(日) 月組東京宝塚劇場公演 源氏物語千年紀頌『夢の浮橋』脚本・演出/大野拓史氏。磯野千尋さんは夕霧役(光源氏の息子薫の兄)。  併演はファナティック・ショー『Apasionado!!』作・演出/藤井大介氏。

今日の宝塚録画 WOWOW宝塚への招待 アデュー・マルセイユ』-マルセイユへ愛を込めて-

 宝塚への招待(18時40分〜20時30分)は、2007年花組公演「『アデュー・マルセイユ』-マルセイユへ愛を込めて-」をお届けする。
 退団後もミュージカル「マルグリット」主演など精力的に活動をする元・花組トップスター春野寿美礼さんのサヨナラ公演となった作品。 作・演出は「エリザベート」の小池修一郎氏。1930年代初頭のマルセイユを舞台にした、ピカレスク・ロマン風味溢れるミュージカル。 禁酒法時代のアメリカに高級ワインを密輸する計画を持つ粋でダンディな男と、マルセイユを浄化するために努力する清純な女の間に恋が生まれ、偽札事件に巻き込まれて行く。
 出演は、春野寿美礼さん 、桜乃彩音さん、真飛聖壮一帆さん、夏美ようさん、梨花ますみさん、愛音羽麗さん、未涼亜希さん ほか。


 ☆2007年9月21日〜10月29日 花組宝塚大劇場公演・2007年11月16日〜12月24日 花組東京宝塚劇場公演 ミュージカル・ピカレスク『アデュー・マルセイユ』−マルセイユへ愛を込めて− 作・演出/小池修一郎氏。
 

1930年代初頭。アメリカで禁酒法が実施されていた時代。美しい港町マルセイユはマフィアが支配するフランス一の犯罪都市でもあった。 この町で生まれ育った男ジェラール・クレマン(春野寿美礼さん)が14年ぶりに帰って来る。街の歓楽街を仕切る「夜の帝王」シモン・ルノー真飛聖さん)が出迎える。駅前の大階段で、対立するオリオンとスコルピオの二派のギャング同士が女を巡って争い、女をかくまった観光ガイドのマリアンヌ(桜乃彩音さん)は、ジェラールに助けられるが「マルセイユを汚す夜の男たちの助けは受けない」と拒否し立ち去る。少年時代ジェラール(望海風斗さん)は、親友シモン(冴月瑠那さん)を助けるため、濡れ衣を着て少年院に送られたが、今はアメリカン・マフィアとの繋がりを持ち、高級ワインの密輸ルート開拓の為シモンに力を貸して欲しいと言って帰郷したのだ。

 実はジェラールは、少年院での模範生ぶりを国際刑事警察の創設者に見込まれ、今では捜査員となっていた。フランスとアメリカを結ぶマフィアの密輸ルートを探るため、派遣されて来たのだ。ジェラールは、シモンの経営するカジノで人脈を拡げる。

 ジェラールは、彼とシモンの母親(絵莉千晶さん)たちが一緒に働いていたマルセイユ名物のサボン(石鹸)工場を再訪する。今では廃業した工場は、婦人参政権運動「アルテミス婦人同盟」の活動拠点となっており、メンバーは、昼は観光ガイドとして働いていた。アルテミスのリーダーはマリアンヌであり、理解ある市議会議員モーリス・ド・ブロカ(壮一帆さん)の指導のもと、ソルボンヌ大学受験を目指していた。廃工場でジェラールとマリアンヌは再会する。ジェラールは、アメリカではマルセイユ石鹸は高級品であることから婦人同盟の活動資金獲得の為に、サボンを造ることを提案し、モーリスも協力を申し出るが……。