阪神: セリーグ 中止の決断も


セリーグが試合の中止の権限を持っているのでなんとも仕方ないが責任者にはグランドに降りてきて 中止の決断もしてほしい。


毎日新聞

○DeNA13−6阪神●(甲子園・15日)


 1時間遅れで試合が始まった後も、雨がやむことはなかった。痛烈な打球が水浸しのグラウンドで失速し、すべるマウンドに投手は四苦八苦した。試合挙行を判断するセ・リーグの杵渕和秀統括は、この日の雨天強行を「天気の情報をもとにやれると判断した。CSという試合の性質を考えた」と説明した。


 しかし、とても選手たちが満足にプレーできる状態ではなかった。ぬかるみに足を取られる選手もおり、けがの危険性さえ感じさせた。勝利したDeNAのラミレス監督は「たくさんヒットを打ったが、この状況だからのヒットが多かった。けがも起こりうる状況だった」と明かし、阪神の金本監督も「選手には気の毒だった」と振り返った。


 さらに毎回のようにグラウンド整備が行われ、試合時間は4時間半を超えた。雨と寒さの中、ファンも長時間の観戦を強いられた。


 試合を強行した背景には、CSファーストステージの予備日が1日しかなく、すぐにファイナルステージが始まる過酷な日程がある。今後も悪天候の予想が続くだけに理解できないわけではないが、無理な日程がプレーに影響を与えるならば本末転倒だ。1試合の重要性が増す短期決戦だからこそ、選手が力を発揮できる余裕ある日程への改善が求められる。【村社拓信】