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* 政治: 言葉足らずの政治家が多すぎる。
2年半ほど 出雲市と江津市に住んでいたことがある。たしかに人口の少ない県ではあったが、一人ひとりが勤勉で、人情に厚く、自然も豊かな、わたしにとっては「第2の故郷」。
そんな島根にミサイルが落ちても意味がない。と言う政治家。落ちても被害が少ないと言いたいのか? また聞きようでは、人口が少ない島根県(69万人)に落ちるより、東京都(1363万人)や大阪府(883万人)、広島県(283万人)に落ちた方が北朝鮮にとって効果がある。そうもとれる。はなはだ発言の意図が分からない。自民党幹部の発言はしばしば意味不明が多すぎる。
自民党の竹下亘総務会長は3日、北朝鮮が米領グアム島周辺の海域を狙って弾道ミサイルを撃つ計画を表明し、島根、広島、高知各県の上空を通過すると名指ししたことについて、「我々は『えっ』。広島は人口がいるけど島根に落ちても何の意味もない、という思いを持っていた」と述べた。広島市内で行われた党広島県連の会合で語った。
竹下氏は衆院島根2区選出。安倍政権が弾道ミサイルへの備えを強調する中での不適切な発言で、野党などから批判が出そうだ。
竹下氏は会合でのあいさつで、北朝鮮の弾道ミサイル開発について「精度が上がり、東京や大阪、米軍の基地を狙ったものが間違って島根に落ちることはないと思っていた」としたうえで、グアム島周辺に向けた発射を念頭に「上を通過するというから、もう一回考え直して色々なことを対応していかなければ」と指摘した。
自民党の竹下亘総務会長は4日、北朝鮮の弾道ミサイルが島根県などの上空を通過する計画をめぐり「島根に落ちても何の意味もない」とした自身の発言について、記者団から撤回するかどうか問われ、「どこが不適切ですか。教えていただければ、考えさせて頂きますが」と撤回しない考えを強調した。
首相官邸で記者団に語った。竹下氏は「離島だろうと島根だろうと、落ちれば日本国の安定に極めて重大な事態。その上で戦略的に考えた場合、北朝鮮が島根を狙っていることはないという思いを話した」と釈明したが、発言は撤回しなかった。
(朝日新聞デジタル 2017年09月04日 13時40分)
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