北朝鮮: いよいよ重大局面に

まさに北と米国のチキンレース。 置いてけぼりになるのは日本?

追記:アメリカも認める。
産経新聞

 【ワシントン支局】米国のティラーソン国務長官は4日夕(日本時間5日朝)、「北朝鮮の大陸間弾道弾(ICBM)発射を強く非難する」との声明を発表した。米政府として、北朝鮮が4日に発射したミサイルが、ICBMだったことを認めた。


 声明は、ICBM発射は「米国や同盟国、世界に対する新たな脅威の高まり」を示すものだと警告。国際的取り組みの重要性を指摘し、国連安全保障理事会による対北朝鮮決議を順守するよう求めた。


 米太平洋軍は北朝鮮によるミサイル発射直後には「中距離弾道ミサイル」だとして、米本土を直接脅かすものではないとの見方を示していた。

日本経済新聞 

【ソウル=鈴木壮太郎】北朝鮮朝鮮中央テレビは4日午後3時(日本時間午後3時半)から「特別重大報道」を発表し、大陸間弾道ミサイルICBM)「火星14」の発射実験に成功したと発表した。報道によると、金正恩キム・ジョンウン)委員長が3日に発射実験を指示し、現地時間の4日9時に発射した。最大高度は2802キロメートルで、飛行距離は933キロメートル。約39分間、飛行した。

朝日新聞 

北朝鮮朝鮮中央テレビは4日午後3時(日本時間同3時半)、特別重大報道として「金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が大陸間弾道ミサイルICBM)火星14の試射を命じ、成功裏に行われた」と発表した。


 正恩氏は3日に試射を命令したという。テレビで読み上げられた北朝鮮国防科学院の発表によれば、「火星14」は4日午前9時(同9時半)に発射された。最高高度2802キロに達し、39分にわたり933キロを飛行した後、日本海に設けた目標水域に正確に弾着した。正恩氏も現地視察したという。


 同院は「核兵器とともに、世界のどの地域も打撃できる最強のICBM保有する堂々とした核強国として、米国の核戦争による脅威を根源的に終わらせ、朝鮮半島と地域の平和、安定を守る」と主張した。


 ICBMをめぐっては、正恩氏が1日の新年の辞で「(開発が)締めくくりの段階」と言及。4月15日に平壌で行われた軍事パレードで、ICBMが収納されたとみられる発射筒を公開した。6月10日付の労働新聞(電子版)は「ICBM試射の時は決して遠くない」と主張していた。(ソウル=牧野愛博)