大相撲 稀勢の里 しっかり治療して 次の場所に


iza

 大相撲夏場所11日目(24日、東京・両国国技館横綱稀勢の里(30)が、日本相撲協会に「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷で約1カ月の通院加療を要する」との診断書を提出して休場した。3月の春場所で痛めた負傷が完治せず、10日目には関脇琴奨菊に完敗して2連敗で4敗目(6勝)を喫し、不振だった。3場所連続優勝の可能性は消滅した。


 NHKでテレビ解説を務めた貴乃花親方(44)=元横綱=は稀勢の里の休場について、「序盤戦から辛抱して星を拾っていたので、何とか千秋楽までいけるんじゃないかとみていた」と残念がった。横綱の責任については、「自分自身に与えるもの。ただ見せるだけのものではなく、生き方とかそのもののことをいう」と説明。「基本に返ってまた鍛錬してほしい」と復調を願った。