音楽 1曲だけのライブ 1000人で演奏


毎日新聞 引用

 1980年代に活躍した伝説的ロックバンド「BOOWY(ボウイ)」のヒット曲(動画→)「B・BLUE」を1000人編成の「巨大バンド」で1曲(約4分)だけ演奏するイベントが6月3日に、BOOWYを生んだ群馬県で開かれる。メンバーを募集したところ、2週間余で“定員”に達し、今なおその人気ぶりは顕在。主催者は「多くの人が集まるので地域活性化につなげたい」と話している。【吉田勝】


 このイベントは、題して「1000人ROCK FES. GUNMA」。ボーカル500人▽ギター200人▽ベース200人▽ドラム100人−−の編成で、楽器やアンプは持参。電源は電池式など自分で賄う。


 群馬県渋川市の渋川青年会議所が創立50周年を記念して企画した。会議所まちづくり委員会の柄沢純一郎委員長(35)が2015年にイタリアで開かれた米ロックバンド「フー・ファイターズ」の代表曲「ラーン・トゥ・フライ」を1000人で演奏する様子を「ユーチューブ」で見たことに着想を得たという。


 BOOWY〔正式名は BOØWY(ボウイ):1981年、群馬県高崎市出身の氷室京介布袋寅泰、松井恒松を中心に結成。〕のメンバーは群馬県高崎市出身が中心だが、柄沢さんは「渋川とか高崎とかは関係ない。“群馬”が誇るナンバーワンのロックバンドだから。県全体を盛り上げたい」と熱い思いを語る。


 2月4日からインターネット上で出演者を先着順で募集したところ、北海道から沖縄まで全国から応募があった。10代の頃、BOOWYにはまった40代が目立つという。


 1曲限りのライブは6月3日午後2時から渋川市伊香保グリーン牧場(雨天の場合は翌4日に延期。4日も雨天なら中止)。柄沢さんは「1曲だけ演奏するために、これだけ大勢の人が集まるイベントは国内では初めてだと思う」と意気込む。問い合わせは渋川青年会議所(0279・26・7214)。