トランプ氏を倒すため力を合わせる。


NHKより

 アメリカ大統領選挙民主党の候補者選びで、指名獲得を確実にしたクリントン国務長官と争ってきたサンダース上院議員は敗北を認め、11月の本選挙に向けてクリントン氏を支持する考えを表明しました。


 クリントン国務長官とサンダース上院議員は、12日、東部ニューハンプシャー州で、そろって集会を開きました。この中で、サンダース氏は敗北を認め、「クリントン氏を次の大統領にするため全力を尽くす。クリントン氏こそが最高の候補者だ」と述べて、党の指名獲得を確実にしたクリントン氏を支持する考えを表明しました。

これに対し、クリントン氏は「支持してくれて感謝する。われわれは共和党のトランプ氏を倒すため力を合わせる。全員がともに立ち上がるべきときだ」と述べ、本選挙で勝利するため党の結束を訴えました。


 ただ、世論調査では、サンダース氏の支持者のうち、本選挙でクリントン氏に投票するという人は半数余りにとどまっています。また、クリントン氏が国務長官在任中、私用のメールアドレスを公務に使っていた問題を巡っては共和党が追及を続けています。このため、クリントン氏としては、サンダース氏の協力も得て、本選挙に向けた挙党態勢の構築を急ぎたい考えです。