韓国では何故 政権の汚職が絶えないのか?

 どの政権でも、政権運営中も、野党に下った時も 政権中枢の人や 大統領などの側近や親族が汚職で捕まる。よほど旨みがあるのだろうがモラルがなさすぎ。

読売新聞

【ソウル=豊浦潤一】朴槿恵(パククネ)韓国大統領の側近ら8人に対する裏献金疑惑は、李完九(イワング)首相が20日、外遊中の朴大統領に辞意を伝え、辞任が確実になった。


 野党は、「首相の辞任は終わりではなく始まりに過ぎない」として、来春の総選挙を見据え、残る7人の疑惑を追及する構えだ。一方、朴大統領も野党への反撃をうかがっている。


 李氏の辞表は、朴大統領が27日に中南米訪問から帰国後、受理される見通しだ。李氏は2月17日に就任してからわずか2か月余りでの退陣となる。


 朴政権は、2013年2月の発足当初から首相人事の失敗を繰り返した。ただ今回の疑惑は、全国規模の国政選挙のない政権3年目にあたり、労働市場や年金制度の改革といった目玉政策を推進できる「黄金の時間」を棒に振りかねないだけに、政権への打撃は深刻だ。


 今回の疑惑は、李明博(イミョンバク)前政権の資源外交に絡む不正資金に対する捜査の過程で浮上した。この捜査自体、朴政権が浮揚を狙ってしかけたと見られていたが、疑惑の中心人物だった建設会社前会長が朴氏側近の疑惑を暴露したため、朴政権は一転、窮地に陥った。韓国ギャラップが14〜16日に実施した世論調査では、朴大統領の支持率は34%と前週から5ポイント、与党セヌリ党は38%と2ポイント下落した。