失敗を次に活かせばいい

NHK

 開業から100年を迎えたJR東京駅で、20日発売された記念のICカード乗車券を購入しようと大勢の人が殺到して混乱が生じ、販売が打ち切られた問題で、JR東日本は今後、枚数を限定せず、希望する人全員に販売することになりました。


 JR東京駅では20日、開業100周年を記念するICカード乗車券「Suica」が1万5000枚の数量限定で発売されましたが、前日からの徹夜組を含めて少なくとも1万人が駅に殺到し、JR東日本は安全が確保できないとしておよそ6900枚を残した状態で販売を打ち切り、納得いかない人たちが職員に詰め寄るなどして、一時混乱が生じました。


 JR東日本は、想定していた以上に人が集まったうえ、誘導の態勢などが不十分で混乱を招いたとして、販売方法を見直すことになり、今後、記念乗車券を増刷して希望する人全員に販売することになりました。


  具体的な販売の時期や方法については、決まりしだい、ホームページなどに掲載するとしています。JR東日本は「購入を予定していたお客さまに大変迷惑をかけ、申し訳ありません。希望する方全員に行き渡るようにしたいと思います」と話しています。