本当だったら 情けない国


世界一バド男子に不可解逆風…空調操作?田児「他の国じゃありえない」
スポニチアネックス 9月22日(月)9時43分配信

 ◇仁川アジア大会第3日(2014年9月21日)

 世界一のチームが“アウェーの洗礼”に屈した。バドミントン男子団体が行われ、5月の国・地域別対抗戦のトマス杯で優勝していた日本は、初戦となった韓国との準々決勝で5時間30分を超える激闘の末、2―3で敗れて44年ぶりの表彰台に届かず。エースの田児賢一(25=NTT東日本)が出場した第1試合のシングルスでは、韓国を後押しする不可解な風が会場に吹き荒れた。


 21―12で奪った第1ゲームは無風だったが、第2ゲームに入ると、田児を向かい風が襲う。コートチェンジした第3ゲームは風向きが変わるはずだが、空調が意図的に操作されたのか、なぜか再び向かい風。シャトルは軽く、風の影響を受けやすいため、向かい風だと圧倒的に不利だ。1―2と逆転で落とし、「途中で風が変わるなんて、他の国じゃありえない。事前に打ち合わせしてたんじゃないの。だって韓国の選手は面食らってなかったでしょ」と吐き捨てた。


 第2ゲーム中に審判本部に抗議した日本代表の舛田コーチは、怒りを通り越し、あきれていた。「風が明らかにおかしかった。都合が良すぎる」。隣のコートでプレーし、風の影響を受けて大逆転負けを喫したインドネシア選手からも、「おまえらがコートを移動したら風向きが変わった」と言われたという。日本オリンピック委員会(JOC)に提出する報告書にもこの件について記載し、問題提起する構えだ。


 第2試合以降は風向きは一定となり日本は粘ったが、やはり田児の敗戦が痛かった。「しようがないっしょ。韓国でアジア大会やってるわけだから。負けたのは情けないわ。トマス杯でも自分が波に乗せてたんで、これじゃ優勝できるチームじゃない」。悔しさを晴らすには、各メンバーが個人種目で“日本旋風”を巻き起こすしかない。

9月22日 女子50メートルバタフライ決勝
1位 陸荃 中国 25秒83 大会新
2位 タオ・リー シンガポール 26秒28
3 劉蘭 中国 26秒72
4 山口美咲 日本(イトマンSS) 26秒76


9月22日 男子50メートル背泳ぎ決勝
1位 古賀淳也 日本(第一三共) 24秒28 大会新
2 入江陵介 日本(イトマン東進) 24秒98
3 徐嘉余 中国 25秒24


9月22日 女子100メートル自由形決勝
1 沈鐸 中国 54秒37
2 唐奕 中国 54秒45
3 内田美希 日本(東洋大) 54秒66
5 松本弥生 日本(ミキハウス) 55秒97


9月22日 男子200メートル個人メドレー決勝
1 萩野公介 日本(東洋大) 1分55秒34大会新
2 藤森太将 日本(ミキハウス) 1分58秒56
3 汪順 中国 1分59秒10


9月22日 女子200メートル平泳ぎ決勝
1 渡部香生子 日本(JSS立石) 2分21秒82大会新
2 金藤理絵 日本(Jaked) 2分21秒92
3 史婧琳 中国 2分23秒58


9月22日 男子800メートルリレー決勝
1 日本(小堀、萩野、瀬戸、松田) 7分6秒74大会新
2 中国 7分16秒51
3 韓国 7分21秒37