NHKの 人権侵害 続報


産経新聞

 理化学研究所小保方晴子研究ユニットリーダー(30)がNHKの取材班に追いかけられ、けがを負ったとされる問題で、小保方氏の代理人を務める三木秀夫弁護士は24日、NHKから「取材手法に行きすぎがあった」と謝罪があったことを明らかにした。


 三木弁護士によると、24日正午ごろ、NHK大阪放送局の報道部長と取材した記者ら3人が大阪市内の事務所を訪問。3人は「誠に申し訳なかった」と謝罪した上、報道部長が「厳重に指導する。撮影した映像は使わないよう指示した」と対応を説明したという。


 小保方氏は24日、神戸市の理研発生・再生科学総合研究センターに出勤したが、午後も痛みが続いたため受診したところ、頸椎ねんざと右肘の筋挫傷で全治2週間と診断された。小保方氏は三木弁護士に「右手のけがは検証実験に支障が出る。くやしい」と話したという。


 また、NHKが強引な取材を行ったことについて、理研も24日、NHKに抗議文を送ったことを明らかにした。


 理研広報部によると、抗議文は「NHKの記者らにより小保方リーダーに対し、過度の取材が行われた。安全や人権を脅かすものであり、厳重に抗議する」といった内容。再発防止を要請するととともに、撮影した映像などは本人の承諾がない限り使用しないよう求めたという。

 ファクスで送信した後、郵便で正式な抗議文を送付したという。