紛争は いつもアメリカが生んだ「鬼っ子」


 イランのハーレビ国王 南ベトナム フィリピンのマルコス政権 と米国がかかわる。政権を保持するのだが
 そろいもそろって 腐敗堕落の極み。 

 ISILもシリアのアサドを追い落とそうと隠れて支援したアルカイダ系の組織


【カイロ秋山信一】イラクで大規模侵攻を続けるイスラム過激派組織イラク・レバント・イスラム国(ISIL)主導のスンニ派武装勢力は28日までに、北部や西部全域に戦線を拡大した。首都バグダッドをけん制しながら、シリアとの国境検問所や油田を次々と制圧するISILに対し、政府側は主要都市を奪還できず、防戦に追われている。


 イラクからの報道によると、ISILバグダッドの北約60キロのバクバ近郊まで迫る中、政府側はシーア派民兵の支援を受けて態勢を立て直し、バクバの攻防は足踏み状態となった。バグダッドの住民によると、一時は首都攻防戦も間近との緊迫感が高まったが、現在は落ち着きを取り戻しつつあるという。


 だが、ISIL側はその間も西部カイムのシリア国境検問所や北部アジールの油田などを制圧し、幹線道路や重要インフラを押さえた。政権転覆は後回しにして、イラク北部からシリア東部にかけての支配確立を当面の目標とする戦略がうかがえる。


 政府側は27日もティクリート空爆するなど抗戦を強め、北部バイジにあるイラク最大規模の製油所も死守している模様だ。だがどの地域でもISIL側を後退させるには至っておらず、大きな戦果は上がっていない。


 イラクでは来月1日、4月の連邦議会選挙を受けた新議会が招集され、次期政権の連立交渉が本格化する。政治指導者らが宗派・民族の枠を超えて、「対ISIL」で結束できるかが反転攻勢の鍵になりそうだ。