大陸からの伝播?

 福岡県古賀市教委と九州歴史資料館(福岡県小郡市)は24日、古賀市の「船原ふなばる古墳」わきから出土した古墳時代後期(6世紀後半〜7世紀初頭)の金銅製馬具「歩揺付飾金具ほようつきかざりかなぐ」が、国内では発見例のない豪華な形であることが判明したと発表した。


 コンピューターグラフィックス(CG)などを使って復元し、明らかになったという。

 


 歩揺付飾金具は、傘のような骨組みに、花びら状の板(歩揺)をつるした飾り金具で、馬の尻の革帯が交差する部分につけたと推定されている。土がついた状態で掘り出され、同資料館がエックス線CTスキャナーで調査し、つぶれた状態であることがわかった。


 さらに、合同で調査を行った九州国立博物館(同県太宰府市)が、この画像をもとにCGで本来の形に戻し、欠けた部品を補って3Dプリンターで立体的に復元した。

(2013年11月25日10時23分 読売新聞)