太郎の手紙は届かず
天皇を困らせ・悩ませただけで徒労(むだな骨折り。無益な苦労)に終わった。
先月31日に開かれた秋の園遊会の会場で、山本太郎参議院議員が天皇陛下に手紙を渡したことについて、宮内庁の山本次長は5日の定例の記者会見で、「場にふさわしくなく、天皇陛下には届けていない」と述べました。
会見で山本次長は、天皇皇后両陛下主催の園遊会について「各界で活躍したり功績を挙げた方を招いて、苦労をねぎらったり歓談される場所だ」としたうえで「あのような手紙を差し出すのは、場にふさわしくない。常識的に判断されるべきことだと思う」と述べました。
そして「今後、同じような状況で同じようなことが行われれば、われわれとしても趣旨を生かした行事や催し物を円滑に開きにくくなる。状況や趣旨を踏まえて、それぞれで判断いただくということだと思う」と話しました。
また、手紙の内容については、「私信でもあるので差し控えたい」とし、「手紙は、そうした状況で渡されたものであり、事務方で預かって天皇陛下には届けていない。今後も届けることは考えていない」と述べました。
事をなすときは、熟慮・熟考を重ねたうえでなすべきだし、その責任を他者のせいにすべきではないと思う。
参議院議院運営委員会の理事会は、山本太郎参議院議員が秋の園遊会で天皇陛下に文書を手渡したことを巡って協議し、岩城委員長が、5日にも山本氏と会って、出処進退も含めた責任の取り方について、考えを聞くことになりました。
山本太郎参議院議員が、先月31日に開かれた秋の園遊会の会場で、天皇陛下に文書を手渡したことを巡っては、政府や与野党から行動を問題視する声が上がっており、参議院議院運営委員会は、5日、理事会を開き、改めて対応を協議しました。
この中で出席者からは、「非常識な行動だ」という指摘や、「許される行動ではなく、山本氏みずから出処進退を明らかにすべきだ」という意見が出されました。
これを受けて、岩城委員長が、5日にも山本氏と会って、出処進退も含めた責任の取り方について、考えを聞くことになりました。
山本太郎氏、議員辞職の考えはないと改めて表明
読売新聞 11月5日(火)17時43分配信参院議院運営委員会は5日、秋の園遊会で天皇陛下に手紙を渡した山本太郎参院議員(無所属、当選1回)について、改めて岩城光英委員長らが、山本氏から今後の対応を聴取した。
山本氏は、自らの行動について「天皇の政治利用には当たらない」との認識を示し、議員辞職する考えのないことを改めて表明した。
これに先立ち、同日行われた議運委理事会では、山本氏に対し出処進退を含めて見解をただすべきだとの意見が出ていた。議運委は今後、改めて理事会を開き、対応を協議する。
最終更新:11月5日(火)17時43分
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