もう完璧 上原

 ◇ワールドシリーズ第5戦 レッドソックス―1カージナルス(2013年10月28日 セントルイス


 米大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)第5戦が28日(日本時間29日)、セントルイスで行われ、レッドソックスが3―1でカージナルスを下し、3勝2敗で6年ぶり世界一へあと1勝とした。上原は8回途中から2番手で登板し、1回1/3を無安打無失点。ポストシーズン最多に並ぶ7セーブ目を挙げた。


 上原は3―1の8回2死二塁のピンチで、先発のレスターをリリーフ。代打アダムスを3球オールストライクで空振り三振に斬ると、9回はM・カーペンターを見逃し三振、代打ジェイを一ゴロ、ホリデーを右飛に打ち取って無失点で締めた。


 試合後、上原はインタビューに応え「良かったです」と安堵の表情。「(8回は)左の代打だったんで、そのままレスターでいくかなと思ったけど、抑えられて良かった。どんどん行けと、そういう気持ちで投げました」と振り返った。NHK―BSでゲスト解説を務めた元カージナルス田口壮氏(44)から「第4戦と第5戦で緊張は違いますか?」と問われると、「全試合緊張しています。もうしんどいです」と返していた。