コンピューターはやはり計算機

 和歌山の地震波と三重県の雑音を足して2で割ると奈良で大地震発生となる。
 至極計算が合っている。
 我が家でも「警報が来てもなんもできなかった」と「でも大地震来なくて良かった」
 これが関西地方の平均的な声だと思うが、次に誤報が発生すると・・・。

 奈良、大阪で「震度6弱から7程度」の地震が発生する恐れ――。


 気象庁が8日午後に発表した緊急地震速報誤報騒ぎ。西日本各地では、交通機関のダイヤが乱れ、津波に備えて高台に避難する人もいた。揺れは起きなかったが、「気持ちを緩めず、備えたい」と冷静に受け止める反応も目立った。


◆都市部

 この日は大阪府南海トラフ巨大地震の被害想定最終案を公表し、大阪・梅田に最大2メートルの津波が到達するなどの被害想定が明らかになったばかり。梅田の地下街「ホワイティうめだ」にある飲食店の男性従業員(42)は「津波で地下街が水没する最悪の事態が脳裏をよぎった。非常時の避難の段取りを決めなければと改めて思った」と話した。

 京都市下京区高島屋京都店では「緊急地震速報です。従業員の指示に従ってください」とアナウンスし、客を陳列棚から離れさせたりエスカレーターの利用を控えてもらったりした。

 18年前に阪神大震災を経験した神戸市。当時、三女(当時26歳)を亡くした灘区の女性(76)は、経営する美容室で客にパーマをあてている時に速報を聞いた。「大地震でなくて良かった。今回は誤報となったが、心の準備ができるので事前に地震発生の恐れを知らせることは続けてほしい」と話していた。


◆鉄道

 関西の主要鉄道各社は全列車を緊急停止。帰宅ラッシュと重なり、ターミナル駅は一時混雑した。

 JR西日本などによると、東海道線など在来線で38本が運休、228本が最大26分遅れ、計約12万人に影響。東海道・山陽新幹線でも小田原―新岩国間で一時運転を見合わせたため最大29分遅れ、東海道で約5万6000人、山陽で約1万7300人に影響した。

 JR大阪駅ではホームの乗客の携帯電話が一斉に響いた。大阪市北区の大学生(21)は「一瞬、パニックになりかけた。周りの乗客も驚いていた」と振り返った。

(2013年8月9日07時43分 読売新聞)