北に翻弄される


韓国の姿勢定まらず
 NHKより 17時01分

 北朝鮮日本海側にある都市・ウォンサンの周辺で発射の準備を整えたとされる中距離弾道ミサイル「ムスダン」について、韓国国防省の報道官は12日の会見で、発射が差し迫っているという新たな兆候はないものの、いつでも発射できる状態に変わりはないとして警戒を続けていることを強調しました。


 一方、韓国政府で北朝鮮との関係を統括する統一省の報道官は北朝鮮の挑発行為については軍事的な抑止力で対応するものの、対話を通じて問題を解決すべきという立場に変わりはないとして、「われわれの対話の提案に対して、北がよく考えたうえで応じることを望む」と述べ、北朝鮮に改めて対話に応じるよう求めました。


 北朝鮮は3日前、韓国との経済協力の象徴であるケソン工業団地から労働者を一方的に撤収させ、工業団地は操業がすべて停止する状態に陥っています。

ひゃぁ〜こわい
NHKより 15時53分

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は12日に論評を出し、「日本の現政権は、アメリカのわが国に対する敵視政策に追従して、朝鮮戦争のときのように漁夫の利を得ようとしている」と非難しました。

 そのうえで、「わが革命武力の標的には、常に日本が入っており、日本が一瞬でも動きを見せれば、戦争の火花はまず日本で散ることになる」と再び威嚇しました。

読売新聞より

 米国の情報機関を統括するクラッパー国家情報長官は11日、下院情報特別委員会公聴会で、北朝鮮金正恩キムジョンウン第1書記による挑発行動の意図について「自身の権力基盤を固めるのが目的だ」と分析した。


 長官は、正恩氏の狙いは「北朝鮮が『核保有国』だと米国に認めさせ、援助を引き出す交渉を始めたいのだろう」と推測。父の金正日キムジョンイル総書記と比べて「父は過激な行動をとることに自制心があったが、(正恩氏は)衝動的な面がある」との見方を示した。権力の座について1年の正恩氏の行動パターンについて「広範な分析ができていない」とも述べた。