そろそろ春の季節 ねむい季節がやってきます


【春眠暁を覚えず】
 春の夜は短く、また気候もよいので、つい寝過ごしてしまうという意味。
 孟浩然の詩『春暁』に「春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く、夜来風雨の音、花落つること知る多少(春の眠りは心地よくて夜明けも知らず、鳥のさえずりが聞こえる。昨晩は嵐の吹く音がしたが、おそらく花がたくさん散ったことだろう)」とあるのに基づく。




 『海街diary』(うみまちダイアリー)は、吉田秋生による漫画作品。『月刊flowers』(小学館)に不定期に連載されている。2012年12月現在既刊5巻。1995年から1996年にかけて発表された作品『ラヴァーズ・キス』と作品世界および登場人物の多くを共有している。第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013受賞(2013/03/21)。



 鎌倉で暮らす三姉妹の元に自分たちが幼い頃に離婚して家を出て行った父の訃報が届いた。15年以上会っていない父の死を特に何とも思えない次女・佳乃。三女・千佳も父との思い出がほとんどなく、佳乃と同じ気持ちだった。それでも長女・幸の頼みで葬式に出るために山形へ赴いた佳乃と千佳は、そこで年齢の割にしっかりしている中学生の異母妹・すずと初めて出会う。


 既に母も亡くしていたすずは父の再々婚相手の家族と暮らしていた。気丈だが感情を見せないすずに対し、葬儀の打ち合わせで会った亡父の妻は頼りなく、すずの今後について安請け合いする亡父の妻に佳乃は不信感を抱く。妹たちと違って記憶が確かな幸は父を許せずに夜勤を口実に欠席するつもりでいたが、妹からのメールで事情を知ると、徹夜を押して急行して葬式に出席する。葬式からの帰り、すずは幸から亡父のことで感謝の言葉をかけられて、堪えていた感情が爆発するように号泣した。


 幸はそんなすずに鎌倉に来て一緒に暮らそうと誘い、すずは承諾する。そして四十九日を済ませた翌週に、父を亡くした地を後にしたすずが鎌倉の姉たちが住む一軒家に引っ越してきた。「四女」となった異母妹を迎えた香田家の新たな共同生活が始まる。


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