新党「生活」次々と県連を結成

国民の生活が第一」(小沢一郎代表)は9月3日、盛岡市内のホテルで0;font-weight:bold;">岩手県連結成大会を開き、次期衆院選への結束を呼びかけた。


 満場一致で県連代表に選ばれた小沢代表は「民主党内で、原点に戻れ、3年前にマニフェストで約束したことを守れと主張してきたが、消費増税案を通し、国民との約束を破った。国民の生活が第一という本来の民主党の主張を守るために新党をつくった」と訴えた。


 さらに「税と社会保障の一体改革というが、ただ増税あるのみだ」と民主党を批判。「地域分権の仕組みに改め、無駄を省く政治を進めるべきだ」と述べ、東日本大震災の復興に充てられた19兆円のうち4兆〜5兆が執行されず、いまだに眠っているとも指摘した。大会には約300人が出席。達増拓也知事や党国会議員も駆けつけた。最後に「国民の生活が第一という考えを県内に広く浸透させ、岩手から日本の真の再生を成し遂げる」との決議を採択、壇上でガンバローを三唱して締めくくった。

 新党「国民の生活が第一」の加藤学衆院議員(5区)は9月1日、党長野県連を8月31日に設立し、自ら県連代表に就任したと発表した。党本部から県連設立の指示があり、県選管に同日、政治団体の設立を届け出て受理された。今後、党員やサポーターを募って組織強化を目指す。

 記者会見した加藤氏によると、県内の支部は現在のところ県5区総支部だけで、加藤氏の第1、第2秘書が幹事に就任したほかは県連役員は空席。飯田市内にある加藤氏の事務所を県連事務局とした。

 

菅川洋衆院議員氏(43)は8月31日、広島県庁で記者会見し、小沢一郎氏が代表を務める新党「国民の生活が第一」の広島県支部連合会を設立したと発表した。民主党を離党した参院議員の佐藤公治氏(53)=広島選挙区=も所属し、菅川氏が県連代表と幹事長を兼任する。

 31日、県選管に政治団体の届け出を提出した菅川氏は「自立と共生の基本理念に基づいて、党の政策についてしっかり説明して歩きたい」と語った。今後、党員やサポーターなどを募集していくという。次期総選挙への対応では、広島1区から出馬を目指す意向を述べた。

 新党「生活」の岡島一正衆院議員(千葉3区)らは8月31日、千葉県庁で記者会見し、市原市千葉県総支部連合会(千葉県連)を設立したと発表した。県連代表には岡島氏が就任。今後、県連人事や党員募集などを順次進め、県内での活動を本格的にスタートさせる。

 設立日は28日。会見には岡島氏のほか、同党の黒田雄(千葉2区)、金子健一(比例南関東)の両衆院議員が出席。同じく民主党から離党した新党「きづな」中後淳衆院議員(比例南関東)も同席した。岡島氏は「今後は『きづな』との合流も視野に連携を進めたい」とした。

 小沢一郎氏が代表を務める新党「国民の生活が第一」の秋田県が8月31日、県選管に設立を届け出た。会長は高松和夫衆院議員(東北比例)で、幹事長には京野公子衆院議員(秋田3区)が就いた。15日に秋田市内で設立総会を開く予定。

 「国民の生活が第一」の笠原多見子衆院議員(47)=比例東海=は8月31日、岐阜県を設立し、県選管に必要書類を提出した。事務所は、笠原氏の事務所(岐阜市長良校文町)に置く。代表は笠原議員が務め、党勢拡大を図る

新党「国民の生活が第一」熊本2区の福嶋健一郎議員は9月3日、熊本市のホテルで記者会見。8月25日に熊本県を設立し、福嶋氏が代表と幹事長に就任したと発表した。福嶋氏は、次期衆院選でも熊本2区から立候補する意向を示した。「消費増税を進めた民主と自民、公明に対抗する選択肢を作りたい」と対決色を鮮明にしている。

 「国民の生活が第一」は8月30日、神奈川県総支部連合会の設立届を県選挙管理委員会に提出し、受理された。今後、県内で支持基盤の拡大を目指す活動を強化する。

 同党の小沢一郎代表は同日、県内の同党議員も出席した超党派勉強会で「解散・総選挙を念頭に互いに力を合わせて頑張ろう。わたしも候補者擁立など皆さんの支援態勢を含め努力する」と述べ、次期衆院選へ向けた準備を加速する考えを示した。