なでしこ勝利 難しい初戦を乗り切る 日本の先駆け


 どんな大会でも初戦は大変だ。あの米国でもフランスに2点も先制された。ほんと2対0が1番やっかいだといわれる。
 前半2点取って、後半のはじめに何度も得点チャンスがあったが決められずに、カナダに1点を許してしまう。かねがね個人的にはサッカー(フットボール)は『流れ』と思っているが、流れがカナダに行きかけたが、なでしこは守り抜いた。特に澤選手の献身的な守備がよかった。
 フランスは守り切れずに米国に4点の大逆襲を許してしまう結果となった。初戦の1勝=勝ち点3は大きい。それにしても時差が8時間(夏時間)もあるオリンピックは眠いのだ。

 さて、開会式にも出れないなでしこだが、日本の勝利の先駆けを果たした。私は、メダル至上主義ではない。精一杯頑張ったすえに、自分のベストが尽くされ、その結果としてメダルがとれるならそれが1番です。

 ただ、よくオリンピックを楽しみましたという選手が少なからずいるが、自己新やベスト記録を出した選手がそう発言するならいいが、実力を発揮できなかったひとが言うものではないと思っている。そのような人は自分でお金を払って、ロンドン見物をすればいいのです。実力をだせずに負けた時は心の内で「くやし涙」を流しましょう。そういう選手を国民は応援しているぞ!

 ゲキサカより引用
 キャプテンの言葉に奮い立った。試合前のロッカールーム。円陣を組んだ選手の輪の中でMF宮間あやが言った。「ここに立てるのは選ばれた18人だけ。大切な思いや大切な人たちがいて、私たちは戦っている。ここからの6試合、お互いのために戦おう」。


 五輪メンバーに選ばれることのなかった選手たち、バックアップメンバーとしてチームに帯同しながらピッチには立てない選手たち。日本から応援してくれる人たち、スタジアムに駆けつけ、熱い声援をくれる人たち。すべての人たちのために、18人全員が力を合わせて戦う。

「特に考えていたわけではない」という挨拶だったが、「円陣を組んで、みんなの顔を見て、ここに立てている幸せを感じたし、その思いをみんなで共有したかった」と宮間は言う。


 佐々木則夫監督は「ロッカールームでの宮間のコメントが格好いいというか、素晴らしくて。僕もジーンと来て涙を流しそうになったぐらいだった。選手も結構、涙していた」と明かす。主将の熱いメッセージにチームはあらためて一丸となり、集中力を高め、五輪初戦に臨んだ。


日本選手団を代表して、日本を代表してオリンピックに来ている。今日の試合は日本選手団としての初陣。結果的にはよかった」。2−1での勝利。ドーピング検査を終え、チームメイトよりも遅れること約1時間後、ミックスゾーンに姿を見せた宮間は、白星で終えた初陣を振り返った。