昨日の関西電力

大飯原発が再稼働してしまった。基本わたしの考え方は、安全第一。老朽化(不安定化)した原発は順次廃炉にする。
可能な限り再生可能エネルギーを増やしていく(併せて、現在の複雑な設置に関する法律・権利を簡易にする)。電力会社の寡占化を廃止し、新規参入を促進する。節電意識をさらに高め、現在よりも消費電力を減らす。
 完全な安全はないが、今日のような「見切り発車」的再稼働ではなく、徹底的に「安全」を追究したのちに、再稼働もやむなしと考える。この夏を乗り切れば、来夏まで時間的余裕ができるので、その間に国民的大議論を展開していけばいい。この1年間は再稼働しない。そのためのコスト増を検証し、値上げも容認したい。

関西電力7月4日 単位万kW
ピーク時供給力 2,495
原子力 0
火力 1,245
水力 264
揚水361
地熱・太陽光 1
他社受電 625
IPP(独立発電事業者)からの電力購入+自家発余剰電力の購入
うち中部電力36 北陸電力4 中国電力40

東京新聞より引用

 関西電力は7月5日、大飯(おおい)原発3号機(福井県おおい町)の発電と送電を開始した。
 2011年3月の東京電力福島第一原発の事故後、長期停止していた原発の発電再開は初めて。 
 午前7時、中央制御室で運転員が発電機と送電線を接続するスイッチを押し、出力5%で関西の企業や家庭に送電を始めた。9日にも出力全開(118万キロワット)に達する。既に準備作業に入っている4号機のフル稼働は、早ければ二十五日とみられている。
 
 再稼働の工程を監督する経済産業省牧野聖修副大臣は中央制御室で作業を見守った後、タービン建屋へ移動。関電社員の説明を受けながら、タービン4台と発電機などを視察した。

 関電は2004年8月の美浜原発3号機(同県美浜町)で起きた死傷事故以降、各発電所タービン建屋への立ち入りを制限していたが、今回は特例として報道陣にも公開した。