勇気ある戦い

 スポーツナビより引用しました。
サッカーの日本女子代表は3月5日、ポルトガルで行われているアルガルベカップの第3戦、米国戦に臨み、高瀬愛実のゴールで1−0と勝利した。日本が米国に90分間で勝ったのは初。日本は7日に行われる決勝でドイツと対戦する。 試合後、佐々木則夫監督は記者の質問を受けた

――今日の勝利にはどんな意味があるのか?

 W杯で優勝して以来、なでしこたちがメディアに取り上げられることが多くなりました。そのことを「浮かれているんじゃないか」とか言う人もいるみたいですが、そんなことはありません。しっかりと足元を見ながら、今大会に臨んでいるんです。ロンドン五輪に向けての意気込みが、この大会でしっかり出ています。

――決勝戦に向けて

 誰が試合に出るのだとしても、わたしたちは優勝をつかみに行きます。メンバーは明日以降のコンディションを見てから決めたい。決勝もいい相手が来るはずです。そのような相手との試合を経験させるためにも、なかなか出番のない選手も使いたいです。勝つことを目的にしながら、選手を試したいです。

――テストしながら結果もついてきている

 この大会では、ラインの裏への対応など、いい経験ができています。個々のコンディションは100パーセントではありません。国内の選手たちはシーズンオフですから、その状態でこれだけのゲームができたということは、なでしこの成長したポイントでしょう。ミスをなくしていくとか、判断をかみ合わせるとか、そういうところはこれからだと思います。

 僕は日本代表監督のザッケローニ氏を高く評価しています。しかし、この前のウズベキスタン戦は少し勇気がなかったような気がします。選手自身も「本気で勝とう」という意識が薄かったようです。佐々木監督が言うように「決勝もいい相手が来るはずです。そのような相手との試合を経験させるためにも、なかなか出番のない選手も使いたいです。勝つことを目的にしながら、選手を試したい」というのがあったら例え敗戦という同じ結果であったとしても違う意義は見出せたのではないかな。しかし、結果は結果、これをどう活かすのかは今後の課題です。