実に悲しい国


 人を殺傷しておいて「戦勝ムード」とは、それも同じ民族なのに。多分、明治・大正・昭和前期の日本と同じように国家に都合の良いことだけ官製報道され、都合の悪いこと=韓国軍の反撃で北朝鮮側もかなりの死傷者が出たに違いない=は一切報道しない。いまだに休戦状態なんだと実感する。しかし、これに絡ませて米軍の存在意義を声高に主張する者がいる。それは間違いだ。小沢氏が言っているように最低限の抑止力は第7艦隊ですむのだから。現実に、空母1隻で十分戦闘抑止になっているのです。

毎日新聞引用

【北京・米村耕一】北朝鮮砲撃事件で、北朝鮮国内では市民の間に「戦勝ムード」が広がっているようだ。砲撃があった23日前後に平壌市内に滞在した在日朝鮮人の男性が25日、北京市内で明かした。金正日(キムジョンイル)総書記の後継者、正恩(ジョンウン)氏と砲兵部隊は関係が深いとされ、今後は砲撃事件が正恩氏の功績となっていく可能性もある。

 「(北朝鮮では)みな、先制攻撃を受けたので激しく反撃し、大勝利を収めたという言い方をしていた」と男性は話す。男性は親族訪問などのため北朝鮮を訪れていたという。

 北朝鮮は砲撃事件について外務省報道官の談話などで、北朝鮮が主張する「領海」に韓国側が砲撃したため、自衛措置を取ったと主張している。

 毎日新聞が昨年入手した北朝鮮当局の内部文書は、正恩氏について金日成軍事総合大学で砲術を学び、「砲術に大変明るい」と紹介。正恩氏が作った砲兵利用計画に「ベテラン将軍たちも感服を禁じえなかった」と伝えている。また、北朝鮮の軍事に詳しい専門家によると、今年に入り砲兵部隊の演習の映像が報道され、平壌市民の間に、正恩氏が身分を隠し、砲兵部隊に所属していたとの逸話が広がっているという。