きれいになったJR宝塚駅


 



神戸新聞より引用

JR西日本宝塚市のJR宝塚駅で進めていた橋上化工事が完了し、2月20日に開業すると発表した。隣接の阪急宝塚駅宝塚大劇場を思わせる華やかな外観なのに対し、JRの旧駅舎は築70年以上たって老朽化が目立ち、バリアフリー化も遅れていた。(足立聡氏、切貫滋巨氏)


 JR宝塚駅の乗降客数は1日約6万2千人(2008年度)。旧駅舎は1934年ごろにできた平屋建てで、エレベーターやエスカレーターもなく、地元から改修の要望が出ていた。

 ライバルの阪急宝塚駅は駅前広場の整備などに合わせ、1994年に高架の駅舎に建て替えられた。宝塚大劇場を思わせる赤い屋根、南欧風の外観で、JR西の社内から「見劣りがする」との声が上がっていた。さらに、尼崎JR脱線事故が起きた路線の主要駅として設備の改善が急務となり、06年6月に着工した。


 新駅舎は3階建て約1500平方メートルで、エレベーター2基とエスカレーター4基を設置。ベージュ系のレンガを重ねたような外壁で、住宅地や歌劇文化が形成された大正期から昭和初期ごろの宝塚をイメージしている。改札階には商業施設「エキマルシェ宝塚」を3月8日にオープンさせ、食料品やスイーツを販売する。総工費は38億円。

   



 新駅舎に合わせて宝塚市が整備中のJR、阪急両駅を結ぶ自由通路のバリアフリー化も完了する。中川智子市長は「橋上化は地元や利用者にとって強い願いだった。宝塚駅前にふさわしい外観を備えた近代的な駅舎に生まれ変わり、魅力がさらに向上すると期待している」と述べ、駅前広場を再整備することを明らかにした。

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