パラリンピック・バンクーバー大会が開幕

 

  


朝日新聞より引用

バンクーバー=宮嶋加菜子】障害者スポーツの祭典、第10回冬季パラリンピックバンクーバー大会は、12日午後6時(日本時間13日午前11時)から開会式が始まり、開幕した。2月の五輪と同じカナダ西海岸のバンクーバーで行われ、冬季大会史上最多となる44カ国から500人を超える選手が参加し、日本選手団は42選手。競技は13日から21日まで、アルペンスキー、距離スキー、バイアスロンアイススレッジホッケー車いすカーリングの5競技が行われる。


 開会式は五輪と同じドーム形の屋内競技場・BCプレースで開かれ、日本選手団アイススレッジホッケーの遠藤隆行(31)さんが旗手を務めて入場。前回の2006年トリノ大会で、日本勢は金2、銀5、銅2の計9個のメダルを獲得。今大会はそれを上回るメダル数を目指している。


 カナダでのパラリンピック開催は1976年トロントでの夏季大会以来で、冬季は初めて。スキー競技は山間地のウィスラーが会場で、立位、座位、視覚障害の三つのカテゴリーに分かれて競う。以前は障害に応じて細かく分類され、それぞれでメダルを競ったが、トリノ大会から3カテゴリーに統合された。順位は、計測タイムに障害の程度に応じた係数をかけた計算タイムで決まる。バンクーバー市内では、日本が初のメダルを目指すアイススレッジホッケー、初出場となる車いすカーリングが行われる。