普天間の解決をめざす

2月16日 18時7分 NHKより
 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって、平野博文官房長官は記者会見で、政府・与党の検討委員会でみずからの案も含め、複数の案を持ち寄って、実現可能な移設案を見いだしたいという考えを示しました。


 この中で、平野官房長官は、社民党国民新党が、17日に予定していた政府・与党の検討委員会への移設案の提示を見送ったことについて、「検討委員会の会合は予定どおりに行う。社民党国民新党の委員が、あす案を出すかどうかは、それぞれの委員の判断であり、承知していないが、その後のスケジュールが変わることは何らない」と述べ、5月までに移設先を決定するとした今後の日程に影響はないという認識を示しました。

 そのうえで、平野官房長官は、記者団が「平野官房長官や、松野官房副長官も移設先の案を出すのか」と質問したのに対し、「もちろんそうなると思う。そのうえで、各委員から出てきた案が技術的に可能なのか、アメリカと地元が了承できるのかなどを政府が責任を持って精査し、これで行けそうだとなれば、党首クラスで構成する基本政策閣僚委員会に上げていくというプロセスになる」と述べ、みずからの案も含め複数の案を持ち寄って、実現可能な移設案を見いだしたいという考えを示しました。