静かになった マスコミの異様さ

 民主党の一致団結を「異様」と書いたマスコミが いわゆる「小沢問題」でなりを潜めている。新聞社のまさに「談合体質」こそ「異様」だ。

 検察リークがなくなったか あるいは少なくなったのか 私のカンでは そろそろ 各マスコミ とくに新聞は 「検証」特集で お茶をにごしそうだ。 最近では あれだけ 足利事件の反省(口先だけだが)していたのに 「自白偏重」批判は 今回の「政治資金規正法事件(みなさんも認識してほしいが石川議員が逮捕されたのはこの案件だけである)」では 被疑者の人権も 検察・マスコミ連合軍の前には 吹き飛ばされた。 そしてマッチポンプのごとく 小沢=悪の大宣伝 を忘却するのでしょう。


 さて昨年11月19日の産経記事をみると・・・

 民主党小沢一郎幹事長の資金管理団体陸山会」による政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、法人税法違反罪で実刑判決を受け、服役中の中堅ゼネコン水谷建設」元会長の水谷功受刑者(64)が東京地検特捜部の事情聴取に対し、「平成16年に小沢氏側に少なくとも5千万円を持っていった」と供述していることが18日、関係者への取材で分かった。当時の陸山会の収支報告書にはこの献金の記載がなく、政治資金規正法違反(不記載)にあたる疑いもある。

 しきりに出て来る 水谷建設元幹部は 「獄中」にいるわけで このような人物が 何故資料もなくて 東京で石川議員や大久保秘書 とあった日時を覚えているのか? 疑問に思う。


 参考=「永田町異聞」 小沢報道でメディアが果たすべき説明責任 http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10442289720.html


 もうネット・ブログでは大マスコミ批判でいっぱいだ。「turffanのきままな雑記」を引用すれば

 話は変わり、小沢氏の件だが、報道で疑惑を増幅させるような故意の印象操作報道が数多くなされている。石川氏の父の会見では「本当のことを話す」という部分だけがクローズアップされているが、これは「虚偽記載が故意か故意で無いかを正直に話す」という部分についての話であり、まるで「水谷からお金をもらった事を正直に検察に話す」ような報道にすりかえられている事が問題だ。


また、昨日あたりから、石川氏の手帳から「全日空ホテル」の記載があったというリークが流れて報道されているが、夕刻以降、実はこれは2005年の石川氏の手帳であり、2004年に石川氏に資金を渡したとする水谷側の供述とは食い違いがあることが判明した。

 つまり、しかも、喫茶店で5000万もの金銭の授受が行われていたとは常識的には考えづらい。一般的に、1000万円の重さが1.05キログラム。5000万円であれば5.25キログラムになる。これだけのお金を公衆の面前で授受する事自体が本当にあるのだろうか?甚だ疑問だ。お互い運ぶだけでも相当な労力だ。話が長くなったが、つまり関係ないことを一緒に報道して、さも金銭授受の決定的な証拠が出てきたような印象を植え付ける悪質な報道の仕方は遺憾である。

 そもそも、全日空ホテル(現ANAインターコンチネンタルホテル)は昔から小沢氏やその関係者がよく使っている御用達ホテルであり、政治記者の方なら皆知っているほどである。手帳にその記載があったとしても何ら不思議は無く、金銭授受を裏付ける証拠にはなり得ない。この記事の要約をすると「石川さんの2005年の手帳に全日空ホテルって書いてありました。」だけのことである。報道する価値も無い話だ。関係者の皆さんは、余程マスゴミを操るのがお好きなようだ。


 そもそも、水谷側の証言の信憑性も低い。服役中の人間が手元に何の資料も無い状態で、「2004年10月15日に石川氏に資金を渡しました」と証言できる事のほうが不思議だ。小沢退治の証拠が欲しい検察に言われたままに偽証している可能性が高い。先だっての元福島県知事の裁判においても、この水谷元会長の証言は信用に値しないし、検察によるでっち上げ事件だった旨が示されている。報道はこの事実をキチンと伝えるべきだ。<<


 取り調べ(警察・検察)の可視化も大事だが 自白偏重主義になる 拘束20日間の短縮を要求しましょう。