北の地に散る 18勝25敗2分


阪神タイガース公式ファンクラブ [2009/05/30]

■2009/5/30 試合結果 対日ハム 1回戦(1敗) 札幌ドーム

神|000 010 010|2日|220 110 02x|8

勝:ダルビッシュ7勝1敗0S
敗:福原2勝4敗0S
HR:糸井ソロ4号
神:福原-江草-渡辺-筒井
日:ダルビッシュ-宮西-建山

サンスポより。

交流戦日本ハム8−2阪神、1回戦、日本ハム1勝、30日、札幌ドーム)虎が北の大地で自滅だ−。阪神は30日、日本ハム戦(札幌D)で、関本賢太郎内野手(30)の2失策など、2006年8月10日の横浜戦(横浜)以来となる1試合4失策の守乱につけこまれ、2−8の惨敗。借金は最多タイ7まで膨らみ、試合後にはベンチ裏で約10分間の緊急ミーティング。

真弓監督も淡々とした表情で惨敗を認めるしかなかった。「う〜ん、ちょっと悪いところが出過ぎたね

 まずは1回1死1塁。福原が2盗を狙って飛び出した1走・糸井を刺そうと、2塁へ悪送球(記録は盗塁)。2死2塁からは高橋の2ゴロを関本がファンブル。1、3塁として、連続適時打であっさり2点を失った。

 2回は1死2塁から田中の2ゴロを、またも関本が失策。稲葉の中犠飛や小谷野の押し出し死球でさらに2点。自責点ゼロで2回までに4点を失うという惨状だ。

 「下手なだけです」とうつむいた関本。真弓監督が「ブラゼル? こういうシフトになることもある」と話したように、近く合流する新助っ人の起用を想定した“古巣”起用。一塁に葛城、右翼に平野で臨んだ布陣だったが…。

 もはや止められない負の流れ。8回には4番手・筒井が犠打を一塁悪送球。2進した田中賢に本塁まで走られた。続く稲葉の左前適時打には、金本の本塁悪送球(打者走者が2塁進塁)。ミス続きで勝てるわけがない。

 さらに攻撃でも8回1死1、3塁。桧山の右飛で3走・金本が本塁を突くも、その前に1走・新井が戻れず封殺…。あまりに崩れた試合内容に、試合後には緊急ミーティングが開かれた。

木戸ヘッドコーチが厳しい言葉を発した。「ミス? そんなことじゃない。在り方や。選手としての在り方や」 1選手として、どう戦うべきか。借金は再び最多タイの7。崖っぷちだ。

 真弓監督が声を絞り出した。「全部いっぺんに(悪い面が)出てしまった。切り替えるしかない

 今季の1つの分岐点にもなる“最悪”な試合だった。(野下 俊晴)