ベルばら小研究2

makyabery2009-05-16



2006年版 『ベルサイユのばら』-オスカル編- 

今回の大きな特徴はロザリーのオスカルへの想いを前面にだしたことで、新曲「乙女の祈り」に加え「愛の幻想」というダンスシーン、さらに2幕、ベルナールの妻となった後にもロザリーのオスカルに対する愛の告白がある。ロザリーの舞風さんは、歌、ダンスと持てる力を最大限に発揮している。
        TAKARAZUKA REVUE SHOP1 「ミニゴーフル」(KOBE FUGETSUDO)

舞風りらさん=ロザリー役

 ロザリーは少女のように純粋で、真っ直ぐに自分の気持ちを伝えられる人物だと感じます。不幸な生い立ちをバネにして、前向きに生きる強さを持つたポジティブな女性です。意識的にそうしているのではなく、生まれ持った性格だという所を表現するのが難しいのですが、お客様に納得して頂けるように掘り下げていきたいと思います。そして今回は、従来の公演でのロザリーよりも、オスカルを慕う気持ちが更に強く描かれていますので、その想いを大切に演じ、自分のことよりもまずオスカルが大事という健気さや素直さを、心の奥底から出していきたいです。ロザリーにとって“永遠の憧れの人 オスカルは、全てにおいて信頼できる絶対的な存在なのだと思います。男性か女性かは関係なく人間として惚れ込んでいるその気持ちは、ベルナールと結婚してからもずっと、生涯変わらないものではないかと…。
 何をおいても譲れないオスカルヘの尊敬や憧れの気持ちと、この人とだったら一緒に幸せになれるというべルナールに対しての男女の愛情との区別をつけられるようにと考えています。また、ロザリーの心情を歌う新曲「乙女の祈り」は、歌詞も曲想もとてもかわいらしく、オスカルヘの想いが表されていますので、ロザリーとして大切に歌いたいと思っています。宝塚にとって特別な作品『ベルサイユのばら』に出演できることをとても嬉しく思い、またその反面、多くの方がご存知であるがゆえの大きなプレッシャーも感じています。原作のファンの方にも、宝塚の『べルサイユのばら』のファンの方にも楽しんで頂けるよう、毎日心を込めて演じていきたいと思います。 舞風りらさんについては ⇒ こちら