レビューが好きです。

 ロマンチック・レビュー『シトラスの風』作・演出/岡田敬二氏。
解説=「シトラス」は地中海地方に産する柑橘類、総じて“清々しさ、爽やかさ、若さ” の意味にも使われる。宙組の出発に相応しく、“誕生”“飛翔”“若葉”など新しい時代への飛躍をテーマとし、宝塚の香りと色彩感に富んだレビュー作品。第84期生のお披露目公演。

 1998年に宝塚歌劇団第5の組として宙組がスタートした記念すべき公演のショー。1998年3月27日〜5月11日 宙組宝塚大劇場。作・演出は岡田敬二氏。姿月あさと(しづき・あさと 1998年〜2000年宙組トップスター)さん、花總まり(はなふさ・まり 1994年〜1997年雪組・1998年〜2006年宙組娘役トップスター)さん和央ようか(わお・ようかさん 2000年〜2006年宙組トップスター) 他。シトラス、つまり、若々しさ、清々しさをテーマに、スタートにふさわしく、「誕生」、「飛翔」、「若葉」などの内容を取り入れている。若々しいテーマソングによるオープニングのあとは、「花占い」。花占いの少女(花總さん)を中心に、花の精たちが歌い踊る。さらに、姿月さん、花總さん和央さんらで名曲をフィーチャーしたダンス場面「そよ風と私」と続く。そしてクラシックの名曲で綴る「ノスタルジア」をはさみ、若葉や雛鳥の誕生から飛翔までをドラマティックにバレエで表現した「誕生」へ。第84期初舞台生のロケットは「火の鳥」に扮したもので。ゴスペル調の音楽をベースにしたエネルギッシュな歌とダンスの「明日へのエナジー」に続いて、姿月さん・花總さんコンビのデュエットからパレードへ。