録画予定 星組博多座公演『ネオ・ダンディズム!Ⅱ−男の美学−』

  09:00〜10:15 「ネオ・ダンディズム!Ⅱ−男の美学−」(博多座) 宝塚の男役の美学を追求した、ロマンチック・レビューを新生星組のためにリメイクした作品。2007年8月20日収録 星組博多座/出演:安蘭けいさん、遠野あすかさん 他(65分)。


 ☆2007年8月1日〜23日 星組博多座公演 ロマンチック・レビュー『ネオ・ダンディズム!II』−男の美学− 作・演出/岡田敬二氏。

琴まりえさんがエトワール。  宝塚日記=琴まりえさん  

 2006年12月8日ニッカンスポーツ= 琴まりえさんはさいころからタカラヅカが大好きで仕方なかった。神戸の実家が阪神大震災で甚大な被害を受けながら、バスや電車を乗り継いで片道約5時間かけ、宝塚の受験スクールに通い詰めた根性の持ち主。当時からガムシャラに走り続けてきたが入団して10年がたち、心に余裕を持つことも大事だ、と気付き始めた。「辞めようと思ったこと? そりゃあ、何度もありますよ。悲しかったことも悔しかったことも何度もありました。でもあんなに大好きで入った宝塚を、嫌いになって辞めたくはないから」と言い切る。

 ファン時代“宝塚ゴッコ”して遊んでいた友人が、若くしてこの世を去った。彼女の遺品の中に「がんばってね」などとしたためられた手紙があり、遺族からそれを譲り受けた。毎日、手帳にしのばせて持ち歩きお守り代わりにしている。志半ばで逝ってしまった友人のためにも、中途半端な舞台を務めるワケにはいかない。「いろんな人に支えられてるんだ、という感謝の気持ちと、それにこたえられる舞台人でいたい」と力強く話した。【樹】

 ◆琴まりえ(こと・まりえ)さん 11月14日生まれ。神戸市出身。神戸野田高を経て97年「仮面のロマネスク」で初舞台。01年「ベルサイユのばら2001」の新人公演で初ヒロイン、マリー・アントワネットを演じ、続く「プラハの春」でも新公ヒロイン。04年「花のいそぎ」でバウ公演のヒロインも務めた。身長160センチ。愛称「ことこと」。

併演はミュージカル『シークレット・ハンター』−この世で、俺に盗めぬものはない− 作・演出/児玉明子氏。

  宝塚の男役の美学を追究したレビュー。’06年に湖月わたるさん主演で上演された作品を、安蘭けいさん中心の新生星組のためにリメイク。'07年星組博多座。作・演出は岡田敬二氏。チャイナ・スタイルの大勢の男たちの中、ドラゴン(安蘭さん)が登場するオープニング。序詞役の立樹遥さんが「ダンディズム」を語ると、バラの乙女達に囲まれて、ネオ・ダンディ(安蘭さん)とバラの乙女S(遠野さん)が主題歌を歌う。大草原、一人佇むアルフォンゾ(安蘭さん)が、静かにタンゴを踊り始めると、ガウチョの男(立樹さん、涼紫央さん)達が加わり、熱情的なダンスシーンとなる。キャリオカの男S(安蘭さん)と女S(遠野さん)を中心としたキャリオカの中詰めの後、ダンディⅠ(立樹遥さん)とダンディⅡ(涼紫央さん)が客席へ。新しく構成された場面として、「明日へのエナジー」は安蘭を中心に若者の強烈なエネルギーを表現する。遠野さんの歌うテーマソングからロケットへ、そして安蘭さんが客席から登場して「ポゴシップタ〜会いたい〜」を歌う。

 ☆2006年8月11日〜9月18日星組宝塚大劇場公演・2006年10月6日〜11月12日星組東京宝塚劇場公演 ロマンチック・レビュー『ネオ・ダンディズム!』−男の美学− 作・演出/岡田敬二氏。星組トップスター湖月わたるさん、星組娘役トップスター白羽ゆりさん。2番手男役スターの安蘭けいさん。 解説=1995年、真矢みきさんら花組によって上演し好評を博した『ダンディズム!』のような色合いを持つ、宝塚の男役の美学を追求した、ロマンチック・レビュー。激しいダンシング・シーン、熱いストーリー・バレエ、感動的なコーラスと群舞。