第97期生の入学式 2011年をめざして


朝日新聞 

 宝塚音楽学校で2009年4月18日、入学式があった。27.65倍の難関をくぐり抜けた新入生40人は、あこがれのグレーの制服に身を包み、夢の舞台への一歩を踏み出した。

 全員で記念撮影に臨んだあと、小林公平校長が「今日から終わりのない芸の道が待っている。不合格になり、涙をのんだ人たちの分も努力してほしい」とあいさつ。新入生総代の桜澤瞳さんは「清く正しく美しくの教えを胸に刻み、今日から限りない芸の道を精進することを誓います」と述べた。

   


共同通信

 宝塚音楽学校(小林公平校長)で2009年4月18日、第97期生の入学式があり、約28倍の難関を突破した40人がタカラジェンヌへの第一歩を踏み出した。

 入学式では、新入生がグレーの制服に身を包み、男役は髪をリーゼントカットに、娘役は三つ編みにして登場した。

 小林校長は「今日は新たな道へのスタートで、決してゴールではない。しっかりと基礎を身につけてほしい」とあいさつ。新入生総代の桜沢瞳さんは「清く正しく美しくの教えを守り、立派な舞台人になるよう限りない芸の道に精進します」と誓った。

 新入生は15−18歳で、宮城、熊本両県などの16都府県や米ニューヨーク州から集まった。

 今後2年間、ダンスや日本舞踊、演劇などの厳しいレッスンを積み、卒業後は宝塚歌劇団に入団する。


産経新聞

 タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校(小林公平校長)で2009年4月18日、第97期生の入学式が行われ、28倍の難関を突破した40人が舞台人への第一歩を踏み出した。2年後の初舞台に向け、ダンスや声楽の厳しいレッスンに臨む。

 新入生たちは、真新しいグレーの制服に赤い蝶(ちょう)ネクタイ姿で入学式に出席。宝塚歌劇団月組組長の越乃リュウさんが「みなさんと一緒に舞台を作り上げる日を楽しみにしています」と激励した。

 新入生を代表して櫻澤瞳さんが「『清く正しく美しく』の教えを守り、限りない芸の道に精進することを誓います」と述べた。式後、上級生から胸に校章をつけてもらうと、新入生たちは顔をほころばせた。