星組全国ツアー公演 『外伝 ベルサイユのばら -ベルナール編- 』はじまる

 

☆2008年11月8日(土)〜12月7日(日) 宝塚ロマン『外伝 ベルサイユのばら -ベルナール編- 』原作/池田理代子氏。 外伝原案/池田理代子氏。 脚本・演出/植田紳爾氏。 併演は『ネオ・ダンディズム!III』−男の美学− 作・演出/岡田敬二氏。解説=宝塚の男役の美学を追求した、ロマンチックでエキサイティングなレビューで、2006年に初演。2007年、作品の持つ色合いはそのままに、安蘭けいさんを中心とした星組のために新たにリメイクして上演した『ネオ・ダンディズム!II』も大好評を得た。今回は、更にバージョンアップしての上演。  さん。


外伝 ベルサイユのばら ベルナール編 

 ベルサイユ宮殿が最後の華やかな光を放っていた頃、貴族ばかりを狙う「黒い騎士」という盗賊が世間を騒がせていた。ある夜、ベルサイユ官殿で行われた仮面舞踏会で、貴族達の宝飾品が何者かに盗まれた。
近衛隊隊長のオスカル(涼紫央さん)は即座に黒い騎士の仕業だと直感し、厳重な警備を固める。黒い騎士は、以前にもジヤルジェ邸から宝石や武器を盗み出し、オスカルの従卒・アンドレ立樹遥さん)の目を傷つけて逃亡していた。何としても仇を討ちたいオスカルは、貴族に扮した黒い騎士の正体を見破り、激しい立ち回りの末、捕らえることに成功する。その正体は、革命派の新聞記者ベルナール(安蘭けいさん)であった。ベルナールは、貴族の妾の子として生まれ、父の身勝手で母を亡くしたことから貴族を憎んでいた。
「華やかな宮殿を支えているのは民衆だ」というベルナールの言葉に心を動かされたオスカルは、逮捕は人違いだったとその場をやり過ごす。ベルナールは、ジャルジェ邸に匿われ、小間使いのロザリー(遠野あすかさん)と再会する。10年前、ロザリーの母が貴族の馬車に畔かれて亡くなった時、親身になってくれた思人こそ、ベルナールだった。再会を喜び、献身的に介護するロザリー。彼女の優しさに亡き母の面影を重ねるベルナール。不遇の中で力強く生きる二人は、次第に惹かれ合っていくのだった。民衆の生活を目の当たりにしたオスカルは、盗賊をやめることを条件にベルナールを逃がすことを決意。ベルナールは愛するロザリーを伴ってパリの街へと戻る。彼の無事の帰遠に反王宮派のロベスピエールにしき愛さん)達は沸き立ち、ベルナールは、自由、平等、友愛を掲げ、その身をフランス革命へ投じていく。革命から数年の後、ベルナールとロザリー夫妻は、新政府の将軍となったアラン(立樹遥さん)を訪ねる。ベルナールは、王制を廃止して共和制を作るために戦った革命にも関わらず、ナポレオンの新皇帝即位が許されるのかと問い、誰もが平等に生きられる社会、それこそがオスカルの遺志だと告げる。そして、アランから、元近衛隊隊長ジェローデルとのナポレオン暗殺計画を明かされたベルナールは、自分も仲間に入れて欲しいと懇願する。ベルナールの身を案じるロザリーは必死に止めようとするが、ベルナールの決心は変わらなかった。

主な配役 出演者
ベルナール 安蘭けいさん。
ロザリー 遠野あすかさん。

ジャルジェ 箙かおるさん。
コンティ大公妃 万里柚美さん。
ロベスピエール にしき 愛さん。
カロンヌ夫人 朝峰ひかりさん。
マロングラッセ 美稀千種さん。
アンドレ/アラン 立樹遥さん。
ランバール夫人 百花沙里さん。
オスカル 涼紫央さん。
ドギーヌ夫人 毬乃ゆいさん。
ランベスク夫人 琴まりえさん。
近衛隊士 天霧真世さん。
近衛隊士/下士官 彩海早矢さん。
近衛隊士 天緒圭花さん。
ルシアン 夢乃聖夏さん。


公演日 公演会場

11月8日・9日 梅田芸術劇場 メインホール
11月11日 鳥取県立倉吉未来中心 大ホール
11月12日 島根県民会館
11月14日・15日・16日 福岡市民会館(福岡県)
11月18日 iichiko総合文化センター(大分県
11月20日 九州厚生年金会館(福岡県北九州市
11月22日 ひこね市文化プラザ(滋賀県
11月23日 中京大学文化市民会館オーロラホール
[旧 名古屋市民会館大ホール](愛知県)
11月24日
11月26日 山梨県立県民文化ホール
11月28日 さいたま市文化センター(埼玉県)
11月29日・30日 神奈川県民ホール
12月2日 静岡市民文化会館静岡県
12月3日
12月5日 アルファあなぶきホール
香川県県民ホール
12月6日・7日 岡山市民会館 (岡山県