視聴予定のTAKARAZUKA STAGE 「この恋は雲の涯まで 」2008年06月03日(24:00)

 92年雪組公演・宝塚大劇場。作・演出は植田紳爾氏。 主な出演者:杜けあきさん紫ともさん一路真輝さん ほか(雪組時代の純名里沙さんが出演) 

 悲劇の武将・源義経が、実は成吉思汗(ジンギスカン)だったという伝説をもとに、義経の生涯を大きなスケールで描く。’73年に花組甲にしきさん星組鳳蘭さんで続けて上演された。兄頼朝に追われた源義経杜けあきさん)は、奥州平泉で藤原忠衡一路真輝さん)の庇護の下にいた。義経は日本に住むことかなわずと思い、の将、乾王陵(高嶺ふぶきさん)の手配で、宋へ落ちのびようとする。しかし忠衡の兄(藤原泰衡)の裏切りにより軍勢に囲まれた一行は、忠衡の勧めによりひとまず蝦夷に逃げる。一方鎌倉に囚われていた静御前紫ともさん)は、義経の忠臣佐藤忠信海峡ひろきさん)の忠言により蝦夷に向かい、ようやく義経と再会する。しかし幸せもつかの間、酋長たちの追い出しにより、一行は再び逃走する。ようやく宋からの救いの船に乗るが、宋への航海は困難を極め、嵐の中、静は海を鎮めようと身を投げる。それから5年。宋をめざす一行は、義経を慕うモンゴル人で800人にふくれ上がっていた…。

 植田紳爾氏は1973年、当時花組男役トップスター甲にしきさんのサヨナラ公演にと自身初の一本立てミュージカル"宝塚グランドロマン"として、『この恋は雲の涯まで』を書き下ろす。”外部”より尾上松緑氏 (2代目)が振付、演出(植田氏と二人共同で担当)した『この恋は〜』は反響を呼び、次の星組鳳蘭さんと、花組公演から続演となった大原ますみさん)が演目を『この恋は〜』に急遽変更して続演するヒットとなった。
 植田紳爾氏の著作↓

宝塚、わがタカラヅカ

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