中西選手おめでとう

 200mバタフライを日本新記録北京五輪に!  

女子200メートルバタフライ中西悠子枚方SS)が今季世界最高となる2分6秒38の日本新で7度目の優勝。埼玉・春日部共栄高3年の星奈津美(スウィン大教SS)も2分7秒28の高校新記録で2位に入り、五輪初出場を決めた。
 女子800メートル自由形アテネ五輪を制した柴田亜衣チームアリーナ)が2連覇し、2大会連続の五輪出場となった。男子200メートル背泳ぎは2連覇した入江陵介(近大)と2位の中野高(ミズノ)が、ともに初の五輪切符をつかんだ。
男子200メートル平泳ぎは北島康介日本コカ・コーラ)が今季世界最高の2分8秒84をマークして自己の日本記録を5年ぶりに更新、2年連続6度目の優勝を果たした。2位は末永雄太(チームアリーナ)で、2人は100メートルに続く五輪代表となった。

北京五輪の代表選手選考会を兼ねた競泳の日本選手権第5日は19日、東京辰巳国際水泳場で決勝4種目などが行われた。男子200m平泳ぎ決勝は、アテネ五輪に続き2種目での2大会連続金メダル獲得を狙う北島康介日本コカ・コーラ)が、自身の持つ日本記録を塗り替える2分8秒84で優勝。ブレンダン・ハンセン(米国)の持つ世界記録に0秒34まで迫った。2位は2分10秒17で末永雄太(チームアリーナ)。ともに日本水泳連盟の設定した五輪派遣の標準記録を上回り、同100mに続き2種目での五輪出場権を手にした。

 女子400m自由形で五輪の出場権を逃した柴田亜衣チームアリーナ)は、同800m決勝で派遣標準記録を切る8分28秒69で優勝し、2大会連続での五輪出場を決めた。北京ではアテネに続いての連覇を狙う。女子200mバタフライ決勝では、同100mで五輪出場権を獲得している中西悠子枚方SS)が自身の持つ日本記録を0秒14上回る2分6秒38の日本新記録を樹立し、2つ目の五輪切符を獲得した。2位に入った星奈津美(スウィン大教)は初の北京行きを決めた。男子200m背泳ぎ決勝では、日本記録保持者の入江陵介近畿大)が1分57秒33で優勝し、2位の中野高(ミズノ)とともに派遣標準記録を突破。ともに初の五輪出場を決めた。